「犬があらわれました」小さな犬です。先ほどの山猫よりも小さいかもしれません。
若者は、犬に対して警戒心がありませんでした。
「ぼっちゃまは、どうかしら?犬はお好き?」尋ねながら、ミサトは浩一の乳首をつねっては離し、つねっては離しを繰り返していた。
「あああっ!イイゥ!」浩一の乳首は、赤黒い血をにじませ、ミサトが執拗に引っ張るので、伸びる癖がついていた。
指で嬲ってやると、ピタピタとみじめな音を立てて垂れた。
「いやらしい、ぼっちゃまの乳首、女みたいに突きだしてますよ?」ミサトは浩一の乳首を手綱にみたて、馬の背にまたがっているかのごとく、ハイドウドウと、腰を上下に揺すって見せた。太ももに熱く濡れそぼった股間を押しつけていると、ミサトの鼻息にも甘い声が混じりだした。
「ああああっ!」浩一のほうは、声はだんだん大きく、ヒステリックな高音になっていた。
浩一の父も含め、みなこの過程を経て、ミサトの奴隷に墜ちてゆく。
浩一の声に、ウットリ聞き惚れ、目を閉じるミサトの口元に、残酷な笑みが浮かぶ。
「若者は、こ、この犬を、旅の道連れにすれば、安全に違いない、と考えましたとさ」ミサトは途切れ途切れの、甘い声で続けた。
「若者は犬の頭を撫でてやろうと、かがみ込みました」ミサトは、浩一の汗でぐっしょりと張り付いた髪を、指で優しくすいてやる。
「いっぽう、犬は、人間に飼われていましたが、今は野良犬の身です。しつけができなくて捨てられたのです」ミサトの声が厳しい語調に変わった。
「しつけは大事。 ぼっちゃまはどうかしらね、しつけができてる? ん?」ミサトの口調の変化と、髪をすく指の妖しい動きに不安を覚えた。浩一の嫌がる刺激が加えられようとしているが、ヒシヒシと伝わってきた。
「放浪の間、食べられるものは何でも食べました。畜生にふさわしく、隙あらば、と鋭い目を光らせています」浩一の髪を優しくすいていた指は、髪の毛を指に巻き取る。長くない浩一の髪を、クルクルと指に巻き付けて弄んだ。
「犬の視線の先には若者の靴がありました」いきなりギュッと引き絞った。
「ギャッ!」髪の伸びる方向とは逆向きに引っ張り上げる。
「柔らかそうで、匂いも上質の皮の匂いです」悲鳴をあげる浩一の頭を軽くゆさぶってやる。
「犬はワンと吠え、驚いて尻餅をつく若者の靴を片方くわえると、逃げました」ミサトが指をほどくと、幾本か髪の毛が指に絡みついていた。 ミサトは、ベッドに綿埃でも見つけたときのように、床にパラパラと落とした。
「若者は荷物を放り出して追いかけましたが、四つ足で走る獣に追いつけるはずがありません」浩一の髪に、再びミサトの指が絡みついてくる。
「ああ・・・」浩一は首をすくめて、痛みに備えた。
「しかも、暗い山道を脇に入ったところです」ゆっくりと引き絞り、浩一の反応をうかがう。
「イ、イタ・・・」
「しつけのできていない犬は駄目よね。 使えないわ。捨てられるしか道はない・・・」
「イ・・・」クスクスと、耳障りなミサトの忍び笑いが響く。
「若者は必死になりすぎて〜、不注意にも足の裏にけがを負ってしまいましたとさ!」冗談よ、とばかり、ミサトは優しい口調にもどり、話しを続けた。
ミサトのとがった爪の先が、乳首をついばんで、軽くひっぱった。
「あ」ジワリと脳に痺れが伝わる。
若者の、けがの痛みを想像するだけで、下半身の奥につっかえているものが疼く。
「あ、ああああ」ゆっくりと、ミサトは、浩一の反応を楽しむように、乳首を上に吊り上げてゆく。
「あ、あっ」痛いはずなのに、心地よい疼きが芯からズキズキとこみ上げてきた。爪でつくられたくちばしは、痛みを快感にすりかえる力がこもっていた。浩一は、かつてない快感を感じていた。
(ア、い、イクっ!)と、くちばしが乳首をはなすと、浩一は真っ逆さまに墜ちてゆく。
「あああっ!」またもや、絶頂を奪われてしまった。浩一の堅く閉じられたまぶたには、どん底にたたきつけられたような絶望感がひとしずくにじみでる。
「ううう〜〜〜っ!」絶頂から、寸前で地面に叩きつける。ミサトは執拗にコレを繰り返した。
「苦しい? たまらない?」クスクス笑いながら、ミサトは、苦しがる浩一の乳首を指でころがしてやり、痛みをほぐしてやる。
「くぅ・・・」今度は、指の腹を皮膚表面に滑らせ始めた。浩一がはじめてミサトにマッサージを受けたときのあの、微妙な指使いだ。ミサトも楽しげだ。コロコロと心地よい乳首の感触を指先で楽しんでいた。
「ああぅ!」指のたどる先は、アイがかしめたリングで、ミサトは浩一の気づかないうちに、それらひとつひとつを取り除ことしていた。
「痛い?」ミサトはゆっくりと、リングをとりはずす。
「あ・・・あ?」ようやく気づいた浩一にとって、もはや、どうでもよかった。夢と現実のはざまを、再び彷徨い始めていたのだ。
ミサトの口から聞かされる昔話は、呪文のように耳にまとわりつき、浩一を、霧に包まれた妄想の森の迷路、その奥深くにいざなってゆく。 徐々に、物語りの主人公の若者に、自分を重ね合わせていた。
浩一の目には、暗い森の小道を歩く視界。生暖かく肌を撫でる木立の間を抜けてくる風、それら、ミサトの言葉が紡ぎ出す感覚に、知らない内に誘い込まれているのだ。
そしてミサトの指が内ももを撫でてやると、浩一は股間に淫靡な妖しい風を感じ、今や森は、淫靡な魔力で浩一をとらえ、奥深くに引きずり込んでゆく。
ミサトは浩一から降りると、髪をとめていたクリップをはずし、髪を軽く振って後ろになでつけ、エプロンをはずす。汗でベッタリと張り付いた制服から肩を出すと、乱暴にファスナーを拡げ、脱いだ薄いブラウスを椅子に投げつけた。靴はとっくに脱いであり、ベッドに腰掛けると、ストッキングも抜き取る。上半身、下着姿に、下はまだスカートはつけたままである。
浩一の隣に腰掛けたミサトは、浩一の体に指を這わせ、寝間着を脱がしにかかった。
「さあ、大変・・・」ミサトの話しは続く。愛撫はあちこちに感じられた。目を閉じている浩一にとって、ミサトの手は何十本にも感じられた。無数の指が全身に優しくまとわりついてくる。
「あああ〜」全身がミサトの指に覆われていくような、触感の残像に肌が覆い尽くされてゆく。
ミサトの手指が、浩一の全身に紋様を描いている。 心地よく、予想もつかない順序で、淫らな指の愛撫が感じられた。
「脇道を裸足で走ったため、枝か、動物の骨がささったのでしょうね・・・」
「あ〜」優しく話を聞かせるメイドの口調に、浩一の感覚は、更に深いミサトの支配を受けた。
浩一がボンヤリしだしたころ、ミサトは、足の方に回り、浩一の足の甲を撫でていた。
魔法の指で、足の甲を撫でられていると、いつしか浩一は、眠気を催してきた。
「足の裏って、ここですよ。ぼっちゃま?」足の裏をもみほぐしていたミサトは、いきなり浩一の土踏まずをグリグリとツボ押ししだした。
「ギャッ!」ウトウトしだしていた浩一は、メイドの突然の攻撃に仰天した。
「ここを・・・」力任せに、指の関節でゴリゴリと指圧した。浩一は、骨にヒビが入ったような痛みに襲われた。
「いっ、イタイイタタタッひぃ〜〜〜〜 」ミサトは、ケラケラと楽しそうに笑い、「あ〜らあら、ぼっちゃまぁ?、やっぱりどこか悪いようですよ?」痛がる浩一をよそに、「ここはそんなに痛いはずがありませんから〜」
「ここは、」ハァハァと息づく浩一に、ミサトは耳打ちするように、唇を寄せた。
「ここは痛いのではなく〜」今度は、痛がるツボを指先でやさしくさすってやる。
「ここは、気持ちいいはずですから、」浩一がウトウトしだした、足の甲の愛撫も加えると、痛みが変質してゆく。
「とっても、気持ちいいはず・・・」ミサトの囁きも加わり、浩一には痛みが痛みでなくなってきた。
「ほら、気持ちいい。だんだん、気持ちよくなってきた。もう、痛みはない」痛みは感じるが、痛みが苦しみではなくなってきた。いくらでも我慢できそうだ。浩一はむしろ、より鋭敏に快感を感じるようになった気がした。
「ほら?」痛みが、愛撫と混ざり合うことで、甘い疼きになった。
「痛い、まだ痛い?」ミサトの言葉が痛みを癒してくれた。
「痛いの?・・・もう少し、我慢なさい・・・」もう、浩一に我慢する痛みは感じられなかった。
「ほら?いかがです?」皮膚表面で感じられたミサトの愛撫が、ズキズキと深く浸透してくる。
強くツボ押しされると、下半身の芯からじんじんと快感がこみ上げてきた。
「だんだん、気持ちよくなるから・・・」
もう、先ほどの苦しい痛みではなかった。ズキンと痛いのが気持ちよかった。
「ああ・・・本当だ、キモチイイ・・・」男根がダラダラとよだれを垂らしていた。それは、ミサトがツボ押しするたび、激しくのけぞった。しかし、浩一自身は、夢うつつで、快楽の言葉をつぶやいていた。
「キモチヒィィ・・・」
浩一は涙に潤んだ目で、赤ん坊のようにミサトを見つめていた。
「でしょう・・・」薄く目を細め、ミサトは惚けきった浩一から、アイのマーキングであるリングを取り除いていた。
トロン、トロンと、子守歌を聴かせるようなゆっくりとしたテンポで。
浩一の反応に答えながら、確実にリングを取り除いてゆく。
浩一は、痛みを感じなかった。むしろ、アイのマーキングが取り除かれた傷口を、ミサトの指が、スベスベとくすぐってくれるのが、心地よかった。 かつて、浩一の全身に施されたアイのマーキングは、ひとつに集められてゆく。
医療用の金属で作られたそれが、チン、と心地よい音を漏らす。 ひとつひとつ。ひとつひとつ浩一からアイが取り除かれてゆく。
浩一をかしめていたアイの呪縛が取り除かれると、今度は、ミサトの呪縛が再び浩一の肉体の底から浮かび上がってくる。
ミサトの呪縛。浩一が出かける前に施された、ミサトの口吸いの印。
「そして・・・」
ぼんやりと紫の花びらのようなミサトのキスマークは、アイの呪縛から解放されるや、みるみる鮮明に浮き上がってきた。
それは、薄紫からどんどん赤身が濃くさしてくる。
「ア・・・」
浩一は完全にミサトの手にもどってきた。 前より、一層感じやすい淫らな感覚を得て、ミサトの手の上で転がりだした。
「そして・・・」(ソシテ・・・) 浩一も頭の中でその言葉を復唱し、物語のその先を促した。
「そして・・・」ミサトは、浩一の感じやすい箇所を執拗に撫でていた。
「ああ〜・・・」(ハ、ハヤク!)
下りかかっていた快感が、ゆっくりと上昇を描き始めた。
「・・・」
ミサトは例の紋様を描く手つきで、浩一の全身に施された自分のマーキングを覚醒させていた。
浩一の全身に、規則正しくキスマークが並んでいる。
メイドが快楽とともに、冷たい唇で刷り込んだそれは、今や毒々しい赤黒い花びらだった。
「あ・・」(モット、モット、モット!)焦らすミサトに、浩一は心の中で、必死に催促していた。
(目覚めてきたわね・・・) 焦れる浩一を、ミサトはニヤニヤとあざ笑った。
もう、
「そして、フフ、そ〜し〜てぇ〜」
(あああ、そっっっっっっっっっっっっ、そしてっ?) 浩一も復唱していた。その先を早く聞かせて欲しかった。
しかし、ミサトは急に黙り込んだ。
浩一には、長い時間に感じられた。目を開けて確かめようとは、思わなかった。ミサトから指示はないが、ミサトが自分にまたがっている重みが感じられるからだ。ミサトは浩一にまたがっている。今も。
ミサトの体温がジットリと足に伝わってきているのだ。
が、ミサトは黙っている。
沈黙していた。
浩一は息をひそめて、声を待った。
待ちわびていた。甘いミサトの声が聞きたい。お話を聞かされたい。
沈黙は続いた。
やはり、目を開けようか。
しかし、目を開けると、今いる気持ちいい世界がなくなってしまうような気がした。
浩一は不安におびえていた。何もかも亡くしてしまうのではないかと。
既に失っているのかもしれない。
今や浩一おかれている状況は、荒涼と風がふく、荒野のど真ん中に置き去りにされたようだった。
み、ミサトさん!
(あらあら、)
あああ、ミ、ミサトさんっ、
「ト・・・」(?)かすかに何かが聞こえた。
「ト・・・ロ・・・」確かに聞こえた。浩一は声をとられようと、必死に耳をすました。
「トロトロ・・・」ミサトの声だった。遠くからミサトの声がゆっくりと近づいてくる。
(ああ!ミサト様!)浩一は安堵した。ミサトの甘い声だ。浩一は心の中で敬称をつけてミサトの名を口にしていた。
(ロ・・・トロトロ垂れてますよ・・・コレ・・・)甘い声だった。優しい慈愛に満ちた女神が降臨した。その女神に恥ずかしいことを指摘されると、全身が熱い羞恥の炎に包まれた。きっと見られているのだ。全てを見透かされてしまっているのだ。
尿道にに熱い芯が突き通されたようにうずいた。
突然、男根に新しい快感がくわえられた。ヌルヌルの何かが巻き付き、強烈な快感を送ってくる。
「あああっ!いい〜」硬直したシンボルの先からあふれ出す汁に、ミサトの指先が絡みついていた。巧みに指を巻き付け、クチャクチャと、淫らな刺激を与えてきた。
(ぼっちゃま・・・トロトロ・・・トロ・・・トロ・・・トロ・・・)頭の中にミサトの甘い声がこだまする。
刺激は亀頭の先に集中し、痺れるような快感が五感を瞬かせ、奥にひそむ白い蛇を暴れさせた。
(トロケナサイ・・・もっと、ほら、もっとトロケて・・・トロトロに・・・)呪文のような甘い囁きに、頭の中がトロトロと溶け出しそうだった。
「ああああぅ〜〜〜」
ミサトの指はツルツルとよく滑り、柔らかい指の腹に、その指紋さえ感じられる。 何本もの指先が表面を磨きあげてゆく、亀頭の先は薄明かりの中、ピカピカと光沢を放っていた。
「イッ、イグ!」
「はい?」浩一が絶頂を極めるのをミサトは許さなかった。衝撃が下半身に走った。
「グェッヘッ〜〜!」また、例の雪を固めるような音だった。管が膨張する痛みに浩一は悶絶した。
オウオウと嗚咽を漏らし、浩一は枕に顔をうずめ丸くなった。
「まだ途中ですよ?」やさしいが、どこか勝手を許さない冷たさがあった。それが、ミサトの手だった。
「ハァハァ・・・」浩一は涙をこぼしていた。何もかもが自分の思うにならない状態に泣けてきた。
固く丸まった浩一を、メイドが有無をいわさず、開いてゆく。
「わたくし意外の異性との関係も不能になります」またも、ミサトが宣告した。
(そっ、そんなこと)浩一はアイの事を思った。
ミサトは浩一の心を読んでいた。
「ウッフフフ、ダ・ァ・メ。今、心に誰かを思い浮かべましたね」浩一の鼻をつまみ、からかうように、左右に揺さぶった。
(コ、コノシトハ・・・)このように父も、墜ちていったのだろうか、浩一は底知れない不安を感じた。
「フフフフッ、ダメダメ・・・もうそうなり始めています。私が決めたら、絶対ですから〜」
(ヒヨ、ヒョンナ・・・)
「あああっ」快感が、まぶしい閃光のように頭の中に瞬いた。
「イグッ、ヒィッ、イグゥ!」今度こそ最期に違いない。浩一の中の白い蛇が、鈴口めがけて駆け上がってくる。
「ウグ〜〜〜〜!」強烈な締め付けで蛇は捕らえられてしまった。ミサトの指の輪っかが、蛇の首を締め上げる。
「アッハハハ!」ミサトが高らかに笑っている。その嬌声が心地よかった。悲しくなるが心地よかった。
ミサトが自信たっぷりに微笑しているのは、まぶしくて、浩一を魅了させる何かがあった。
「残念ね、ぼっちゃま?」ミサトは力任せに、浩一の会陰部をツボ押ししてきた。爪が食い込むほどの強いツボ押しである。
「うぐっっっっ!」押し戻される。グッ、グッと白い蛇が押し戻されてゆく。
「これからは、わたしの支配のもと、イクことができるのです」
この指で。
この足で〜膝の裏に浩一の男根を挿み、指先でシュルシュルと擦りあげてやる。
「この声で、」浩一の耳元に息を吹き込んでやる
「言葉で」言霊となって浩一の心奥深くに放たれてゆく。
「匂いも・・・フフフ、好きなんでしょう?」ミサトはゆっくりとスカートで仰ぐ仕草をした。
今の浩一にとって、最も淫靡な女の色香が嗅覚を貫く。ふんわりと、生暖かい風となって浩一の額をなでる。
浩一のギラギラと光る瞳に写るメイドの姿。スカートが、ゆっくりとした動作でまくり上げられてゆく。
「下着。フフフ泥棒するくらいですものね」複雑な刺繍の施された小さなショーツが浩一の目を焼き焦がす。
薄暗がりで、エンジ色のサテンの光沢が目をくすぐる。白いミサトの太ももにくっきりとコントラストを描いていた。
浩一には知るゆとりもないが、ショーツのクロッチから、内ももにかけて、ヌラヌラと淫液が垂れていた。
体温でスカートの中にこもっていたそれが、浩一の周りに放出されたのだ。
息を繰り返すたび、浩一はミサトに染まってゆく。
「あらあら」
ミサトの甘い毒を吸い込むたんび、浩一の男根は激しく反応した。
「ほら、ぼっちゃまのおチンポ」フーッとミサトの息が吹きかけられる。
「あああっ!」ジーンと痺れるような快感が、男根を突き抜けた。
「おチンポの先からダラダラこぼれているのは、な〜に?」ミサトの人差し指が、ゆっくりと亀頭に触れる。
「これのことよ!」ほら、とミサトは指にすくってみせる。
「うぐぅぅ」鈴口のすぐ下、裏筋の包皮小帯とよばれるスイッチをプッシュした。
「な〜に?」ミサトが指を、強く突き立ててくると、浩一の分身は一層激しく暴れ出した。
「あ・あ・あ」連続して激しく痙攣している。
「ネェ、ぼっちゃま〜?教えてくださらない?」甘い歌うような声で、浩一をからかう。
「ヒッ、も、もう、いぎそう!いっじゃう!」せっぱつまった浩一は、唾を飛ばしながら訴えた。
「ふんん?」ミサトが指をツツツ、となぞると、パックリと開いた出口から、大きな樹液のようなしずくが、噴き出し、ミサトの指を滑らかにつたう。
「あああっ!」ミサトはそれをクルクルと全体にゆっくりと、塗り拡げて浮く
「何?これは?」ゆっくりと指を離すと、光る銀色の糸がつながった。
「さ、先走り、よ、よだれ!ひっ〜〜〜!」
「先走り、チンポ汁? チンポの愛液?」クルクルと糸をまくような仕草で亀頭をくすぐる。
「ヒッヒィ〜〜〜!」
「ガ・マ・ン・ジ・ルッ!」一音ずつ区切ってミサトは発音する間、浩一は声にならない状態で、口をパクパクさせていた。
「我慢、汁っ、ていうらしいわねぇ〜」
「我慢汁、あぁ、いやらしぃ、びんびんに興奮なさって、こんなに糸引いて、フフフ・・・ 」ツーッと糸を巻き付けては、くすぐる。
「も、もうっ、い、イグ!イギャセテッ!」
「あ、お話はまだ続きがあるんです。ん?フフフ・・・」根本から、先端にかけて、焦らすようになぞる。
「アアア〜〜〜〜モ、モウ、モウ、ヒッ〜〜〜!」鈴口の敏感な粘膜を、爪を使って強めにくすぐる。
「聞きたい? イキたい?フフフ、つまらなければ、お開きとしましょう、でも・・・」指を素早く震わせると、浩一はガクガクと震えだした。
「こ・の・ま・ま! にしますよ・・・」脅すように低い声で囁いた。
「あ・あ・あ・あ!も、もう!」ドクドクと白い蛇は浩一の中で暴れる。
「眠れます?フフフ」ツツーツと、爪の先で男根をなぞりあげられる。
「くぅぅっ!」ドクドクと脈打つ鼓動は、ミサトの指のなすがままだった。
「どうします?眠れますか?」執拗な竿への焦らしは、拷問に等しかった。
「ウウゥゥッ」極限の寸前を味わわされている。
「アッハハ、こんなに、おっ立てていては、まず無理でしょうね〜」あざ笑い、ミサトは両手で浩一の分身を包み込んだ。
指四本をすぼめ、亀頭の表面をひとしきり、滑らかにしたあと、軽く筒をこしらえ、シュッシュッ、と指がかする程度にすばやく擦ると、射精とは別のせつない快感が、狭く暗い行き止まりへと追いつめる。
「!!!!」
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