「では、わたくしも気持ちよくなって、わたしも、ぼっちゃまも、お互い、グッスリと眠りにつきたいと思います」
 
 そういってミサトは、浩一のシンボルを、ぬかるんだ秘部に含ませた。
 (暖かい、)ネットリとした粘膜に覆われた肉の秘弁が、ピアスの跡も痛々しい男根を、どん欲なニシキヘビのように、飲み込んでゆく。
 「んっ」ずっぽりと浩一は、根本までのみこまれた。 浩一の中の白い蛇は、遙かに強大な大蛇に飲み込まれた。

 窒息しそうな苦しい快感に、浩一は口をパクパクさせていた。その表情は必死に何かを訴えるようでもあり、悪夢にうなされているようでもあった。 薄く開かれた目は潤み、とろんと弛緩し、こめかみには汗で張り付いた髪が、ギラギラと光っていた

 パックリと飲み込まれたミサトの奥は燃えるように熱く、肉のビーズが渦巻くるつぼのようだった。
 淫欲のうねりが襲い、拘束の締め付けが、幾重にも浩一の男根を締めあげ、恥骨がゴリゴリと石臼のように、せめぎ合う。
 浩一の精神は、快楽の石臼にかけられて、男根が挽かれてゆく感覚に、ちりぢりにすりつぶされてゆく。

 「ぼっちゃま、動きますよ?」ハッ、とミサトの一声に、これから始まるのだ、ということを思い知らされた。
 「失礼しまーす、フフフ!」 おどけた声をあげ、ミサトが大きく上下に男根を出し入れし始めた。

 「ああぁっ!あおぉぉっ!」自身そのものが、女の中の大きく深い割れ目にヌルヌルと吸い込まれたかと思えば、ヌルヌルと吐き出される。吸い込まれるときも、吐き出されるときも、そのときが最上の快楽に、浩一は翻弄された。

 「いかかが?フフフ・・・」 ミサトは、焦れったくなるほどゆっくりと、腰を使う。ねぶるような粘膜の感触。ぴったりとシンボルに密着して吸い付くようだった。
 イケない、またがったメイドの重みから、狂おしい快楽が浩一の下半身を波紋のようにひろがってゆく。

 「最初はゆっくり、ゆっくりと、ゆ〜っくり、(犯してあげるっ!)フフフッ!」
 浩一を見下ろす、その目は限りなく冷たい、が、中で浩一をとろけさせている肉のうねりは、一見、機械が上下にスライドしているような、無機質な腰の動きからは想像もできなかった。

 「フフフ・・・(犯してあげるっ!犯してあげるっ!)」
 そのストロークはだんだん荒々しく、快感を激しく上下に揺さぶった。

 「(犯してあげるっ!)いかかがっ? ぼっちゃま?」
 「あっ!ああっ、いいっ、イイヨゥ! オゥ〜〜」
 今までの性体験が霞んでしまう、想像以上の快感だった。この快楽を味わうためならなんでもやる。
 
 「ハ、たまらないようね?ん?」上から、吐息混じりのかすれた声が降ってきた。
 ミサトは、満足気に笑っていた。ここにきて、ミサトにも、肉体の快楽が目覚め始めたようである。

 「た、たまらないんでしょう?」ミサトの頬は赤みがさし、イキも荒くなる。
 その表情は、浩一も幸せな気分にしてくれた。
 ミサトが、うれしそうな、この表情をみせてくれるのであれば、何をされても、何を臨まれてもかなえたい。
 が、実際は浩一はミサトの囁きを耳にし、思考も弄ばれていたのだ。
 ミサトは、声の調子を変え、さまざまな口調で浩一にヒソヒソと耳打ちをする。
 
 「ああっ、わたしも、よくなってきたわ、ぼっちゃま、とってもいいわ、(おまえは、この快楽の為に、何でも言いなりになるのよ)」ミサトが素早く、ドスのある、低い声で耳に吹き込んだ。

 浩一は快楽のうねりに溺れながら、頭の中でそのメッセージを心に刻んでゆく。

 「ぼっちゃまも、もっと気持ちよくなって!感じて、わたしを感じて、もっとわたしを感じさせてちょうだい!(わたしを喜ばせる為に感じなさい。もっと感じなさい!)」どす黒い声は、魔女が口にする呪文のように、浩一に快楽の呪いをかける。

 ミサトのどす黒い暗示は、浩一のシンボルを狂おしく苛む魔法の呪文だった。
 
 
 どんどん、あなたは、わたしの奴隷に墜ちていきなさい。
 墜ちれば墜ちるほど、気持ちよくなる。逆らえば、気持ち悪くなる。
 墜ちてゆきなさい。逆らえないわ 無駄。
 墜ちてどんどん墜ちて、わたしの為に。
 あなたは私のために墜ちて渡しをしあわせな気分にしてくれる。 
 あなたもいい気持ちになれて、幸せ。
 私の奴隷。肉奴隷。虜。快楽の中毒
 私だけの快楽奴隷。
さあ、手を離して
 墜ちましょう
 気持ちいいわよ
 墜ちてもっと気持ちよくなりましょう。
 メイドがそのお手伝いをいたします。
 さあ・・・
 墜ちて・・・
 さあ・・・
 どす黒い声が異常に浩一の興奮をたかめる。


 「墜ちなさい!」
 しゅっ、とミサトは浩一の耳に舌先を吹き込んだ。
 「うぅっ!」 ぐるっ、と浩一の目が白目をむく。

 熱い、ぞっとするようなザラザラの舌が、ゾロリと耳の中を這い回る。
 ぴちゃぴちゃと、頭の中を舐められているような錯覚におちいる。

 フゥゥゥ〜〜ゥゥ・・・
 ミサトの息吹が、甘く耳を貫く。その吐気は、脳そのものを刺激するに十分だった。
 浩一の魂を、ミサトの毒が確実に染め上げてゆく。今の浩一の中に、それを阻むものは何もなかった。

 ミサトは浩一の髪を掴み、くしゃくしゃにする。 「ほらぁ!」されるがままに、頭をグラグラさせる浩一に、ミサトは腰を大きくうねらせてやった。
 「ひぅっ!いくっ、でちゃうっ!い、いい?でちゃうっ、中にでちゃう!い、いいの?み、ミサトひゃっあ!」ミサトの中に出したかった、が、今の浩一はミサトの許しを必要としていた。

 「あ、でます? イッチャいますか? もう? フフフ、イケます?」ミサトはおもしろそうに笑いながら、うねりを操った。
 ズルズルと竿を、秘肉が先端からしまりだし、浩一の亀頭を締め付けてゆく。

 「ああっ!ひっ、クぅ!」
 ミサトの中は、奥から外側に向かって煽動し、ビクビクと浩一のシンボルを押し出すように蠢きだした。

 「でます?どちらへ? フフフッ」とどまろうとする、浩一の欲望をものともせず、ジワジワと力強く浩一を押し出す。
 「ああっ!」拘束されている浩一が押し返そうとしても、不自由な状態でメイドにかなうわけがなかった。
 フフフッ、ミサトは鼻であざ笑うと、スポンと、浩一を押し出してしまった。

 「あああっ!いあっ!抜かないえっ!」ミサトが浩一の下あごを親指と人差し指で掴んだ。
 大きく股を開き、しゃがんだ姿勢で浩一の顔に近づくと、低い声で囁いた。 

 「言いなりになるって気持ちいいでしょう?」ミサトが腰を上下に揺らすと、ピタピタと肉びらが、浩一のシンボルの先端をねぶるように、含んでは吐き出す。繰り返すと、肉びらと亀頭にキラキラと糸が幾本もつながっていた。まるで、快楽を操る糸のようだった。焦らされた身には、残酷な刺激だった。

 「はひっ!あひっ!」(気持ちイイッ!キモチイイヨッ!)浩一は極度の興奮状態でうなずいた。 
 快楽のるつぼのような、ミサトの中から押し出されてしまった浩一のシンボルは、ミサトの中で果てたい欲望で爆発寸前だった。

 ビクビクと痙攣をする幹は、醜い動脈を浮かべ、亀頭先端の鈴口はパックリと穿ち、透明な滴を止めどなく溢れさせていた。
 浩一は足を曲げた状態で後ろでに縛り上げられていた。
 組み紐がしまり、股間に食い込むと、浩一の男根はヒクヒクと苦しそうにわなないた。
 自由を奪われた状態が、浩一を更なる興奮に導いていた。紐がリンパを締め付けるのがたまらなく心地よかった。
 ミサトに弄ばれる感覚が、淫らな気分を異常に昂ぶらせていた。
 
 「ああっ、もうたまらないっ! 死っ死ぬっ!死んでもっ、シンでもイイからイカせてッ!」
 腰の奥深くで、邪悪な蛇がのたくっている。これからミサトが飼い慣らしてゆく蛇が、ウネウネとのたくり、浩一をもうねらせんばかりである。
 堅くはりつめたシンボルは、ミサトの媚薬のせいだけとは言えなかった。
 肉をより分けるように食い込む組み紐の呪縛が、浩一の骨身に痺れる快楽を植え付けていた。

 「わたしの言いつけ通りにしていれば、もっと気持ちいいことをしてさしあげるわ、どう?」
 「ナ、な、ンドエヒマスッ!何でもしますぅ〜〜〜ッ!」聞き飽きるほど繰り返されてきたやりとりだった。

 「フフフ、いい感じですよ〜ぼっちゃま」ここで誓約をとってもいいのだが、あまりにも簡単すぎる。
 ミサトは退屈を恐れ、最期は先延ばしにする。

 「でも、今日はここまで。もう、オワリにしとうございます。で、今晩は、ほんのさわりの部分だけ。あ!もちろんぼっちゃまには充分な刺激になることうけあいですわ」ミサトは新しいローションをたっぷりと手に取ると、玉状にコロコロと両手の間で弄んだ。

 「むしろ、今晩はこれくらいがいい塩梅かとぞんじます」媚薬入りの潤滑剤を指の股にもたっぷりとなじませ、浩一にみせつける。

 「そろそろスッキリさせてさしあげましょう」クチュ、ミサトの手の中に、シンボルは包まれた。
 「はっ、はやきゅっ!早くっ!ヒィィッ!」浩一のシンボルは、白いミサトの手の中から、その赤黒い亀頭をにょっきりと、突きだしている。
 
 「では、フフフ、ではでは〜」
 ミサトは長い舌を見せつけると、その先から銀色の滴をシンボルに垂らした。
 「ああっ!あ、熱い!熱っ!」ツッ、とシンボルにしたたるミサトの唾液は、浩一にとって特別な刺激になっていた。

 「アアアッ!」(ンフフフ、)クチャクチャと音を立てながら、ミサトの手がシンボルを上下にしごき出す

「い、入れたい、中にだしたいよっ!」ミサトが手の形を変えると、シンボルはたちまち、性器に挿入している錯覚に陥った。
 「あっ!イグ!」絶妙な締め付けが、ヌルヌルの媚薬の感触と相まって、ほとばしりを促す。
 亀頭に指のヒダがかかると、はじかれるような快楽である、そのまま、亀頭の先を手のひらで撫でられると、意識が飛んでしまいそうだった。

 「こっちも。フフッ、ごめんなさいね、手が足りないわ」片方の手でシンボルを弄びながら、片方がアイのリングをたどりながら、乳首に迫る。
 美しく手入れを施された、メイドの爪が浩一の乳首をきつくつねる。

 「ううぅ!」
 ミサトの手は、きつくつねっていた乳首から背中、腰、を撫でながら、後ろのすぼまりに続く谷間に滑り降りてきた。
 つねられていた乳首は血をにじませ、指が離れた後も、じんじんと刺激を残し、浩一の白い蛇を暴れさせた。
 メイドの指が、浩一の欲望の穴に、二本同時に吸い込まれてゆく。
 ミサトは二本の指を深く中で折り曲げ、引っかけるように内肉を刺激した。
 「あぐっ!」
 「フフフ、どうなさったんです?」

 同時に曲げた残り二本の指の関節で外からもゴリゴリとツボを刺激してやった。
 「あああぅ!」浩一の悶絶に、ミサトは満足そうな笑い声をあげていた。

 「ほらっ、ほら? どう?」内外から、同時に刺激されたうえ、剛直をしごきあげらたとあっては、たまらない。
 「あああっ!」浩一は耳まで真っ赤にして絶頂に備えた。
 
 「イイ夢、見てくださいね。ほら、イッてかまいませんよ」
 大きすぎる絶頂は浩一お中でつっかえ、浩一ははち切れそうになる
 「アグッ!」
 
 「ほら、イッてかまいませんよ?」ミサトはときおり今までにない激しいストロークで浩一をしごいてみせた。

 「イッ、イクゥ!」おわりだ、イッたあとどうなるのか。一瞬ためらいが生じる。

 「ええ、一滴残さず出してくださいね」ミサトは氷のように冷たい目で、その機微を感じていた。

 「ああっ!」あれほどイキたがっていた獲物は、今度はイクのをためらう。
 快楽の果てに行き着く先。何かを恐れているのだ。

 「イクッ」しかし、ミサトの手管は巧みに最期の瞬間に向かって浩一を追い詰めてゆく。

 「ええ!いいわよ!イッテくださいな!」やさしく、甘い声で促してやる。
 「いっちゃう!」どんどん気持ちよくなる。どこまで気持ちよくなれるのか。

 「あっははは!イキナサイって言ってるでしょう!ほらほら、イッテ失神しちゃいなさいな!」
 「あああ〜〜〜!」もう、ミサトの言うとおりになるしかない。

 「わたしの手の中で果てちゃいなさい!」いつのまにかミサトが命令口調になっている。
 「はぁぁあぁっ!」

 「一滴残らず搾り取ってあげるわっ!」その声、その言葉に、浩一あゾクリと肌が粟立った。
 「ぼっちゃまの全てを。身も心も!」(その汚いチンポからね!)
 ミサトは言葉でも浩一を嫐り倒した。

 「あああっ!」
 ミサトの指が脳内に滑り込んできた。脳のヒダをほぐし、しなやかな指がその奥深くをほじくりはじめた。

 「ああああっ!」
 数本の指が肉の格子をすりぬけ、脳髄に触れてきた。
 「種まき」がほどこされる。
 ミサトは浩一の父にも、このように「種まき」を施した。
 浩一達親子に限ったことではない。関わってきた全ての犠牲者に同じように種を植え付けた。

 「フフフ・・・さぁ・・・」パラパラと、頭のなかに種がまかれてゆく。
 「イギタイ!い、イギタイイガセテッ!」もとより埋まっていた種もほじくり出された。
 それは、目覚めさせられたという感覚だった。
 高速で種は発芽し、茎を伸ばしはじめる。 
 その行く末は、脳漿に淫らな根をはりめぐらせ、知性の光を遮る肉欲の葉を覆い茂らせる。

 「ほらっ!ほらっ!イキナサイッ!」
 「イッテいいのよっ!ほらっ、イキたかったんでしょっ!」耳にミサトの叱責に近い、きつい口調の許しが発せられた。

 メイドの手に委ねてしまいなさい!
 ぼっちゃまはわたしの手のうち!
 もう、どこへも逃げられません!”
 どんどんイッテ墜ちていきなさい!
 全身が心臓になったように、ドクドクと激しく脈打っていた。

 ほーら、一滴残さず・・・
 出して・・・
 く・だ・さ・い・ね

 「ほ〜らぁ アッハハハ」メイドの手が激しいテンポを奏でる。

 ああああっ!

 「墜ちなさい・・・」激しい刺激が容赦なく浩一を責める。
 「あああっ!はぁっ! ぐぅふっ!」
 その言葉に促されるように激しい絶頂が襲ってきた。
 流れているのは、男の精液、怠惰な悦楽に放たれる、象牙色の濁ったドロドロの血液。

 「墜ちていきなさい・・・」そう命じられるたび、強烈な快感が、電気ショックのように脊髄を駆け抜けてゆく。
 脊髄の先でひときわ火花がはじける。そこは、尾てい骨のすぐ下だった。
 浩一の意志とは別に、そこは、忙しく収縮を繰り返している。

 今の浩一にはそれがなんの予兆か知るよしもない。そこは、ミサトが鍵を挿す穴だった。
 浩一を更なる快楽でのたくらせる扉の鍵穴なのだ。
 今夜、鍵は浩一の後ろから差し込まれ、鍵合わせが終わったのだ。
 浩一のすぼまりは、気を失っているにもかかわらず、ヒクヒクと呼吸を繰り返している。
 「うぐぐぅっっ・・・」外のセミの声がいっそうやかましく頭の中にこだまする。
 やがて、浩一は気を遠くなってゆく。


 では、と、ミサトは浩一の眉間を、人差し指でちょんとつついた。
 「おやすみなさいませ」と、メイドが言い終わらないうちに、浩一は再び強烈な射精感襲われた。 今度は、信じられないようなほとばしりに意識を奪われた。
 「おっっ!」声にならない呻きを短く発し、そのまま、びくびくと痙攣しながら、ベッドに沈んでいった。
 「おおっ!、おおっ!おおおっ!」浩一は電気ショックを受けたように激しく痙攣した。
 浩一を縛る組み紐を解いてやる。腕に食い込んだ後は、明日も残ったままだろう。
 浩一はそれどころではなかった。ひも解かれた両腕は硬直し、指先は見えないボールをつかもうとしているようだった。

 この快楽は、回数を重ねるごとに、魂を蝕んでゆく。
 浩一が更に強烈な快楽を知ったとき、その代償に何かを失うとき、どんな涙を流すのか。
 ミサトにはそのときが楽しみでしょうがなかった。

 「お・・・」終わったようだ。浩一はぽかんと口を開け、舌をだらりと垂らしている。
 硬直から弛緩に移ると、浩一の肉体は血液の循環を再開する。
 
 タオルにうけられた浩一の力強いほとばしりに、ミサトは淫らな笑みを浮かべた。
 抜け殻のようになった浩一を、仰向けにしてやり、ブランケットを整え、エアコンを調整する。
 タオルを両手に持って匂いを吸い込んだ。 
 その匂いの中に、ミサト自身の匂いがあった。 これから、もっとはっきりしてくる。
 自分の匂いが全てにしみこんでゆくのだ。窓の外は真っ暗だ。セミの声だけが周りを埋め尽くしていた。 

 「うるさいセミども・・・」暗い声だった。
 ミサトはタオルをスカートの奥にくぐらせると、股間にこすりつけて淫らなぬめりをぬぐった。
 敏感になった部分に、ミサトは切なく眉毛を歪ませた。
 
 喉の奥から天井に向かって笑いがこみ上げてくる。

 おやすみないませ ぼっちゃま

 ぜいぜいと息を切らす浩一の目を、ミサトは両手でおおってやった。
 柔らかいメイドの手のひらが、浩一の眼孔を心地よく圧迫する
 「眠りなさい」
 スイッチが切れたように、浩一は真っ暗な闇に沈められた。
 ミサトは、気が触れたように鼻歌を歌いながら、部屋をあとにした。

 浩一が、次に目覚めるのは、窓の外に暑い空気が立ちこめる昼過ぎだった。
 


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メイド 魔性の快楽地獄