転 男転がし

 「これからは、メイドに隠れて弄ったりしたら許しませんからね」
 右手で亀頭の傘の下をやや強う目にクッ、クッ、と小刻みに擦り、親指と人差し指の間の、水かきのようなヒダで引っかけてやる。
 ときおり、手首をかえして、四本の指で亀頭を上からつまむようにスポスポと、擦ってくる。中指は包皮小帯を念入りに擦る。
 左手がそれにあわせて、睾丸を裏から表に向かってくすぐるように軽く爪をかけて撫で上げる。

 「お、おねあい、お願いし、ま、ヒッ」言葉にならない喘ぎを浩一は何度も漏らした。

 「フフフ、メイドのこの指使いが好きなんでしょう?」少しテンポをあげて、リズミカルに擦ってゆくとだんだんと、浩一の声も高くなってゆく。
 「アァ、アァァ〜」ブンブンと首を縦に振って、頷く。
 「ここよね? ここをこうすると・・・」ミサトの人差し指が亀頭に巻き付いて、クルクルと擦る。
 「うくくくぅ〜」

 「フフッ、恥ずかしい声がでて・・・」親指と人差し指でカリをつまんで、傘を回すように、捻る。
 「ハァァアア! いぐ!」
 「んん? 」(フフッ)ミサトの目が冷たく光る。
 ヒラリと、寸前のところで、根元のツボを押さえてやる。
 「うぐ!」

 「イキそうになるのよね〜? 」クスクスと笑いながら、ミサトは、指を優しく亀頭に走らせる。
 「う、は、ハァ、ハァ、ハァ!」

 「ぼっちゃまをいやらしい雄犬にしちゃうこの指使いが・・・ 」
 クネクネといやらしく、慣れた指使いを使う。

 「はぁぁ〜、ハァァ〜」焦点の定まらない目で浩一は歌った。

 「好きで、好きで、たまらないんでしょう? 」じっと、鳶色の瞳が浩一の心の中を覗き込むように迫る。

 「どうなの? ワンちゃん?」ほんの少し、目を逸らしそうになる浩一の顔に更に、グッとミサトが迫る。
 ほつれた髪がハラリと、浩一の額にかかった。
 額が敏感になって、髪の触れる部分がスーッと風を受けたようにくすぐったくなる。

 「そ、そう、好き!、は! 」目を閉じたくなるほどの視線を、網膜に感じながら、浩一は喘いだ。
 「だったら、よく見るのよ・・・」正面から浩一の顔を見据える、うんうんと、気張りながら、ミサトから、目を伏せる。
 メイドのブラウスを突き上げる、二つの膨らみの谷間、更にその向こうに、先走りでピカピカに光るシンボルがみえる。女の白い指がとぐろを巻いたように絡みついていた。
 
 顔全体にミサトの視線を痛いほど感じながら、目を閉じたくなるのを必死に耐えて、自分の股間を直視させられた。

 「ほら、自分のぶっといマラをどうされているのか、ちゃんとみるのよ!」 見たら、ますます忘れられなくなる。そんな不安が感じられた。

 「見なさい・・・」 逆らえない。浩一は従う事しか成せなかった。
 
 「そぉう、よ〜く見て頭に焼き付けなさい」 女の魔性の指がクネクネとシンボルに絡み、快感を絞っている。
 たとえようもなく、淫らな動きだった。
 「絶対に忘れないように心に刻みつけておくのよ」低く、湿った息を掛けながら、耳元に囁く。
 「この指の動きを全て、心に焼き付けるのよ」
 「この快感を覚えておきなさい・・・」
 心地よい反響が脳内に響き渡る。
 「わかった? 」軽く、ポンと、こめかみをぶつけてきた。
 「わかったら、お返事は? 」
 ミサトは掴んだシンボルを、タンタンタン、と、亀頭の先を細かく震わせて、扇情的なショーツに包まれた股間に打ち付けてやった。
 「ア、ハァァァァ!」

 「ほら、お返事!」ミサトは、ゆっさゆっさ、と、腰をグラインドした。ズリズリと強い摩擦で亀頭は生地に擦りつけられる。
 「あ、アァァ〜」強い摩擦に、思わず声が裏返る。

 「ホラ、ホラ、ホラ? 上の空なのかしら?」ミサトが悶える浩一にたたみ掛ける。
 「ア!ハァ、ハひイィ、ア・ア・アァァ!」
「フフフ、そう、よろしい、フフフ」
 
 「しっかり、見て、覚えるのよ」
 ミサトは笑いながら、浩一に指使いがよく見えるように、上体を離した。
 それをメイド服のスカートに包んで、そのまま、しぼるように扱いてやる。
 「アアァ! 」
 「どう? 」ミサトが肩眉を吊り上げて、覗き込んでくる。
 「ツルツルのサテン生地で扱かれる気分は? 」
 「い、イィィイ!」
シュッ、シュッ、シュッと衣擦れの音も悩ましく、亀頭の先が滑らかな生地にくるまれ扱かれると、気持ちが高ぶって、心が張り裂けそうになるほど、苦しい。
 ひと思いにイカせて欲しい、浩一は必死に目で訴えた。
 「フフフッ」
 ミサトは手に生卵を付けた。
 ステンレスのボウルに用意した、揚げ物の衣に使った残りである。

 その手を浩一のズボンにヌルヌルと滑らせ、
 男根を取り出すと透明な粘液を使って責め始めた。

 「ア、クゥゥゥゥ、イィィィ、ミひゃトさん、それひい!」
 そんなことは百も承知である。
 「そ〜う? 」
 (そんなこと言っていられるのも、今のうちだけどね)
 ミサトは小さな鈴を揺らすように忍び笑いを漏らすと、もう片方の手もたっぷりと粘液をすくい、にゅるり、と指先の間から絞り出し、その手を浩一のシンボルに絡めた。
 両手による責めが、激しさを増して、再開された。 

 「あ、アアぁ、ハァ!」
 ミサトは両手で男根を巧みに扱き、股間に亀頭をスリつけながら、
 浩一を射精に導いてゆく。
 「さぁ〜、そろそろイキそうなんじゃない?」
 (さあ、一回目よ〜、溜まっているところをみせてちょうだい!)
 

 「ほら、ぼっちゃまのエキスが出そうになってる」ニュルニュルと扱きながら、ミサトは言葉で浩一を追いつめてゆく。

 「イカせてあげる」リズミカルに、だんだんと力を加えて扱いてゆく。 

 「イッてもいいのよ? 」肩にもたれて、耳元に囁いてくる。

 「メイドさんがイイっていってるんだから」
 「アッ、アッ」朝、あれほど出したにも関わらず、奧からジワジワと迸りがわき上がってくる。

 「いいのよ? ほら? 」ミサトも息が荒くなっている。
 汗で湿った頬が浩一の首筋に吸い付いた。

 「お料理に使ってあげる。いい味がでるかもしれないわね〜」
 こんなときも冗談が出るなんて。

 「フフフフ、ほら、メイドさんは忙しいの」
 「さっさと出してちょうだい。ほら、イキなさい」
 「アッ、ウッ、うっ、うっ、うっ」つかえながら、こみあげてくる。
 「出るわよ」甘い息とともに耳元に囁く。 
 「フフフ、ホラ、ホラ、」
 「さあ、出しなさい」
 「あら、フフフフ、わたしったら、何て口きくのかしら・・・ 」
 「アァ〜! 出、あ、上がってくる! 上がってくる!」前立腺でつかえているものが、狭い管を通って噴き上がってきた。
 メイドはあごをのけぞらせ、浩一の首筋に息を吹きかけながら、優しく耳元に向かって唇を這わせる。
 ピチャ、と唾液をたっぷりと溜めた唇を耳に寄せ、甘い吐息混じりに囁いてやる。

 「ホッオォォラァ〜、ホォ〜ラァ〜、ホラ、ホラホラ、」

 「ホ・オ・ラ、ホ〜〜〜〜ラァ、出して、ク・ダ・サァ・・・イ・・・・・・ 」

 「ほら! アン! 」とどめの指使いで、亀頭の先から、ビュッと、白い糸が噴き出した。
 「アグ!」浩一がビクンと大きく震えた。前立腺を通過するたびに激しい快感が全身を突き抜けた。

 「ハ・ア、アァ、アアアアアァァァ、」「アア〜〜〜〜〜ンン」浩一の喘ぎにハモルように、ミサトも声を合わせてやる。
 男は無様に、女は絹のように、滑らかな声帯で、艶のある声で歌った。 

 ミサトの呪文のような言葉責めに煽られ、
 浩一は熱いほとばしりを、メイドの手のひらに、トクトクと射精した。

 トクトクと、流れ出る、迸りを手の平に受け、
 「はい、でました」と、こぼさないように、顔に近づける。
 「あら〜こんなに。たっぷりでましたねぇ、」クスクスと笑いながら、メイドは指に絡んだ浩一の迸りを見せつけた。

 「こぉ〜〜んなに。今朝の絞り方が甘かったのかしら? 」

 ミサトはそれをペロリと味身すると、コップに移した。
 「え!」
 本気よ、とばかりに浩一にニッコリ笑ってみせる。


 「これじゃ、まだ足りないわ。もう一度絞っておく必要があるわね」目の前で、試験管を振るように精液を揺すって、冷たく言い放つ。

 
 「それに・・・」フフフ、と小さく笑い、ミサトは浩一に跨ったまま、顎を浩一の肩について、耳元で低く、甘い声で歌うように囁いた。

 「夜まで我慢できないでしょう?」

 「もう一度絞っておきますから」
 淫らな指使いがゆっくりと、愛撫を始めた。
 フフフフ、二回目・・・

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メイド 魔性の快楽地獄