転 男転がし

 亀頭の先にミサトの息が感じられた。
 「フッ!」ミサトが唇をすぼめ、息を吹きかけた。
 すると、ミサトの息吹が萎えたシンボルに、精気を与えるように、みるみる回復してゆく。

 「どう?」
 「これで、完全に元気になるわよ」

 「フゥッ!」更に強く息を吹き付けると、お湯に使ったように、ジ〜〜〜ンと、快感がシンボルに拡がった。
 キチキチと皮が張りつめ、シンボルは隆々とそそり立った。
 敏感になったシンボルは、張りつめた皮に縛られて、一層、淫らにひくついた。
 ひくつくと、その刺激がよけいに、浩一を悶絶させた。
 腰をモジモジとよじって動く浩一の両太股を、ミサトは両手で押さえつけた。
 
 じっと、浩一の目を見つめていた、ミサトの瞳がチラリとシンボルにピントを合わせた。

 「完全に堅くなったわ・・・」うっとりと悩ましい目でシンボルを見つめている。

 「ぼっちゃまのドスゲベ、チ・ン・ポ! 」ミサトの新しい淫語が、倒錯的な、新しい快楽を叩きつける。
 シンボルが、鞭を振るわれたように、ビリビリと反応する。
 「ヤメ、テ、アァ!」浩一は刺激的な言葉に羞恥の喘ぎをあげた。

 「あら? 」ミサトは素っ頓狂な声をあげた。
 浩一のシンボルの先からジワッと透明な汁がしみ出してきたのだ。
 「まだ、出るの? 」人差し指でスッと塗り拡げてやりながら、ミサトは流し目をくれた。
 ポロリ、と、浩一は涙をこぼした。
 ミサトの鳶色の瞳は、その瞬間を見逃さなかった。
 宝石に見とれるように、その涙の動きを追いかけた。

 ゾクッ、と、心の琴線を振るわせるその涙に、ミサトは、体の芯から、熱い粘液が溢れてくるのを感じた。
 (アン、いやだわ、濡れてきたじゃない、この子ったら!)
 ミサトは、更に責め嫐ってやることにした。

 「ホラ、なーに、これ? ヌルヌル・・・」鋭敏な快感に、浩一の腰はガクガクと震えた。
 「ア、ア、ア、ア、」

 「それに、ビ〜ンビン・・・」浩一の腹に吸い付くように反り返っているシンボルを手で引き起こしてやり、パッと、手を離す。

 パチン! と、勃起は下腹部に打ち付けられる。
 「ヒッ」鞭で打たれるたように、浩一は悲鳴を漏らした。
 ギュッと閉じられた浩一の瞼から、また、涙がポロリとした。

 ミサトは、思わず声が出そうなほどに、体の芯が甘く、痺れるような疼きを味わっていた。

 「フフフ、カチンコチン・・・」もう一度引き起こしてやる。今度は更に、引き起こし、反対まで倒してやる。しばし、クイクイとその手応えを楽しんで・・・
 「イ・イ・イ・や、ウァヤメ、」浩一は首を振って苦悶した。
 その表情を楽しむ。そして・・・・・・離した。
 ばチン! 
 「あぁ!」涙がキラキラと流れてゆく。
 (ウフ、たまらないわぁ)
 ミサトは浩一の足を股間に挟み、腰をモジモジとさせ、股間の疼きを慰めていた。

 「なぜかしらねぇ?」浩一の涙をウットリと見つめながら、ミサトは笑った。

 メイドが話すと、息がフッフッと、シンボルをくすぐる。
 爪を立てて、浩一の内太股をズボン越しに手前から、ゆっくりと、滑らせてくる
 鋤の形になった指先が精神を引き込んでゆく。
 精神を引き裂いてゆく。

 浩一は女神をあがめるように、潤んだ目でミサトを見つめていた。

 「私がそうしてあげたのよ」
 浩一の心に刻むように、はっきりとした口調で、ミサトは断言した。

 「この、メイドの、ミサトお姉さんがね・・・」
 ミサトは唇をギリギリまで近づけた。
 熱く潤んだ唇は、口紅が所々薄くなり、ミサトの生の唇の色を教えてくれた。

 ミサトは、淫らな笑みを浮かべると、子どもが飴をしゃぶるように、ベロリと舌をみせた。

 シンボルには触れずに、ねぶるように動かしてみせる。
 先を尖らせたかと思うと、亀頭の先にチロチロとひらめかせた。
 浩一の目は、苦しそうに、その先を懇願している。
 窒息しそうな息づかいが、早く、早くと、訴えていた。
 その舌先が触れる寸前、シンボルはピクッ、と震えた。

 ちょん、と小さくタッチした。ミサトの唾液が銀色のアーチを描いた。

 「アン、フフフッ」ミサトが艶めかしく笑う。
 浩一は、黙って、耐えた。 動きだしたいのを、ぐっとこらえて、ひたすら、辛抱した。
 ミサトの心変わりを恐れ、黙ってその先に、神経を張りつめていた。
 ミサトは、そんな浩一の心情を察して、その思いに答えてやることにした。

 ミサトがさっと動いて、その長い舌がレロリ、と、浩一のペニスをねぶりあげた。一瞬の素早さだった。
 「ひっ」目にも止まらぬ速さだった。

 熱い火のような舌だった。
 シンボルは、ミサトの唾液をたっぷりとしたたらせ、アイスキャンディーバーのように溶けていきそうだった。

 「フゥ〜〜〜」ミサトが唇をすぼめて息を吹きかけた。
 ミサトの唾液がついた部分だけが涼しく感じられる。
 「フゥ〜ンン」今度は甘いネットリとした鼻声を漏らした。
 
 チュル、ミサトは唾をたっぷりと、亀頭にたらし、浩一の目をうっとりと、見つめてきた。
 指を絡めて、ゆっくりと扱いてやる。
 ミサトも興奮しているのは明らかだった。
 頬を赤くそめ、上気した、うっとりと弛緩した瞼の下から、鳶色の瞳が、黒く染まり、欲情を訴えていた。
 
 ミサトは、唾をシンボル全体にまんべんなく塗りつけるように扱いている。
 シンボルに流し目をくれ、うっすらと、笑みを漏らした。
 浩一の知っている、発情した雌そのものの、女の顔だった。

 乱暴に頭を降って、髪を後ろに払うと、ミサトは再び、シンボルに熱いキスを仕掛けてきた。
 唾液をたっぷりと、まぶしながら、全面に渡って、舌をまとわりつかせ、唇の内側の粘膜を擦り付けてくる。

 「ああっ、あぁぁ〜」弱っている浩一には、拷問のような快感だった。腰をよじって、悶える浩一の腰を、両腕でがっちりと抱え込んで、ねぶり倒した。

 目を逸らしたくなる快感だった。しかし、ミサトのドキリとするような眼差しに魅入られ、目を逸らせなかった。
 「アァァ! いぐ!」
 サッ、と、ミサトがシンボルを強く握った。
 「グォゥッ」ググゥー、っと、快感がギリギリのところでせき止められた。
 「アゥ、アゥ」浩一は昇天寸前で息をした。
 
 ミサトが顔を起こし、口紅のはげた口元をぐいっと拭い、目を細めた。
 ハァッ、と溜息を一つつくと、
 「もう、我慢できないわ」と、浩一に迫った。
 「わたし、メイドは、ランチはまだなの」

 「こんな時間からなんだけど、ランチにしてあげる」ミサトは、独り言のように、つぶやきながら立ち上がると、イスにぐったりとしている浩一に、股間を突きだした。

 ドンッ、と、片脚を肘掛けに載せ、スカートを捲り上げた。
 蒸れた汗と香水、女のスメルがムワッと、まき散らされた。
 捲り上げたスカートの下は、小さな黒いサテン地のショーツが、ミサトの股間に、汗と分泌汁によって、ピッタリと吸い付いていた。

 太股に汗の玉が浮かび、幾筋もの流れた軌跡がなんとも悩ましい。
 その軌跡の内、何本かは、ミサトの女の分泌汁が描いた物かもしれない。
 ガーターベルトも、そのどちらかを、おそらくは、両方を吸い、変色していた。

 ミサトは明らかに、発情しており、もう、肉ビラは男を求めて、淫汁をベトベトに滴らせていた。
 足を開いたり、立つ仕草でさえ、股間に甘い疼きが走る。 
 女の業がミサトを悩ます。

 「メイドをこんなに濡らして・・・」
 ショーツの股間のあて布を横にずらして肉ビラを見せつけてやる。
 ドロッと潤んだ、欲望の源が浩一に衝撃を与えた。

 「入ってきなさい」ミサトはショーツの端に指をくぐらせ、クルリと裏返して、素早く脚から、抜き取った。

 (好きだったわね・・・)ミサトは小さく縮んだ、ショーツをビョンと、拡げて、浩一に見せつけた後、再び丸めて、浩一の口に押し込んだ。
 (ご馳走よ、ほら、)
 「むぶ!」思わず目を背ける浩一に、ミサトは、クスクスと淫らに笑い、顎を掴んで、無理矢理ほおばらせた。
 すぐに、浩一はご馳走に酔い、口中に拡がる天然の媚薬の虜となり果てた。
 「ここに・・・」浩一に跨り、首に両腕を絡ませ、頭を胸に抱えてやる。
 腰は巧みに浮かせて、浩一のシンボルに肉ビラで軽くタッチする。

 「ハァ〜、ハァ〜」浩一の興奮はミサトの比ではない。
 ツンツンと女の肉びらが、亀頭の先を嫐ってくるのだ。
 イスに座らされた浩一に、ミサトは抱きつく格好で、跨っている。 
 「メイドの、ランチに、なって、くださいな? 」ミサトがハァ、ハァ、と、吐息まじりに耳元に囁く。
 浩一に拒む気は微塵も見られない。
 必死に腰をもぞつかせて、突き上げようとしている。

 「下の、お口が、食べたがって、る・の」巧みに腰をくねらせて、浩一を焦らす。
 「ハァッ、ハァッ」ミサトも浩一も、イスの上で抱き合ったまま、汗で一つになっていた。
 
 「よだれが・・・よだれが、垂れて、いるでしょう? 」ヌルヌルと肉ビラが亀頭をねぶる。
 浩一の頭の中は真っ白に曇り、何も考えられなくなっている。

 「この中に、ウフン、た、食べられちゃいなさい」ミサトの悩ましい吐息まじりの声が耳元に吹き込む。

 「メイドノ餌ニナルノヨ」低く、聞き取れないほど小さい声で、ミサトは囁いた。
 今の浩一には聞こえていたとしても、理解出来ていないだろう。
 無防備になった潜在意識に、囁いてやったのだ。

 「クチュクチュほぐして、トロトロにして食べてあげる」
 「ウン、ウン」浩一は口にご馳走をほおばったまま、頷いた。
 
 「メイドのおなかを一杯にしてちょうだい」
 ズリン、ズリンと、ミサトはヴァギナを擦りつけてやる。
 「どうなの?」
 「アァァッ」浩一は激しく首を縦に振った。
 女の猥褻な下の口が、チョン、チョンと亀頭の先に接吻する。
 ネバネバと、熱い、女の淫汁が二人を結び付けようと、糸を引く。

 「食べられたくなった?」ミサトも早くご馳走にありつきたかったが、これだけは言わせたい、そう思って、焦らし嫐った。

「た、食ベチェ!」浩一の言葉とは思えないような声だった。
 ピクッと、ミサトは眉を吊り上げた。

 「チャベテクジャサイ!」浩一は、せっぱ詰まって言い直した。
 とことん追いつめられた状態では、これが精一杯だった。
 「チャベデェ」ますます言葉にならない訴えに、ミサトは満足した。
 ミサトの唇に、とろけるような笑みが浮かび、 
 「じゃ、いただかせてもらおうかしら」
 ミサトは腰を落としてきた。

 ミサトはショーツのみ脱ぎ、浩一はいつの間にか、ズボンとパンツを降ろされての、着衣性交となった。

 亀頭に熱い肉ヒダが吸い付いた。
 その残酷なまでのヌメリは、ズルリ、と、浩一のシンボルを、吸い込むように呑み込んだゆく。

 全部食べて! 浩一は気がふれたように首を縦にふって頷いた。
 ミサトは、そんな浩一をニヤニヤと見つめながら、ゆっくり、ひどく、ゆっくりと、舌の上で味わい尽くそうとするかのように、呑み込んでゆく。

 男のシンボルが、女の肉びらに、淫蕩な唾液をたっぷりと、まぶされながら、ヌルヌルと吸い込まれてゆく。 

 電話が鳴った。 外線だ。 放っておけば、そのうち、留守番対応に切り替わる。

 二人とも、無視しようとした。
 肉びらがヌルヌルとマラを半分まで呑み込んでくる。
 電話はしつこく、何度も鳴り続ける。 留守番対応に切り替わらない。
 いや、切り替わった。
 自動メッセージが流れる。
 相手は無言ですぐさま、電話を切ってしまった。
 
 ミサトと目があう。
 再び電話が鳴った。
 居留守を見抜いているような、電話だった。

 ミサトは冷めた目をしていた。
 メイドとして、電話にでることにしたようだ。
 メイドの顔で、大きく溜息をして、次の動作に移ろうとした。

 出ないで!
 浩一がミサトを引き留めようと腰に手を掛けようとしたが、それよりも早く、ミサトの手が浩一の手首を掴んだ。
 触っていいの?
 うっすらと目を細め、小首を傾げて浩一の顔を覗き込む。
 「あ・・・その、すみません・・・」

 浩一をたしなめながら、ミサトはゆっくりとシンボルを引き抜きにかかった。

 ミサトは、ゆっくりとシンボルを引き抜く際に、わざと膣内を締め上げ、ピクピクと刺激してきた。

 ピクッ、ピクッとカリを締め付けて、感触を楽しんでいるようにも、浩一をいたぶっているようにもとれる。 

 電話は自動メッセージが応答に出る前に、いったん切って、すぐかけ直してきた。
 異常な執着心が感じられた。

 ミサトも、これには、いぶかしげに眉を寄せ、電話の方を見た。
 が、すぐに浩一に振り返った。

 浩一の目をじっと見つめながら、にんまりと片方に唇がつり上がる。
 浩一を咎めるように、見据えながら、唇の端だけ吊り上げている。
 ミサトの締め付けは強烈だった。
 ビロードのように滑らかで、熱い。
 その粘膜が魔法のリングのように、敏感な性感帯を、ギュッと、強く締め付ける。
 シンボルは首を絞められ、破裂寸前だった。

 カリの部分は念入りに焦らされた。電話に出ようとしているくせに、じりじりと行きつ戻りつしている。
 電話の相手を、焦らして楽しんでいるようでもあった。

 ジワジワと射精の快感が絶頂までこみ上げてきた。 

 電話は何度もベルを鳴らしている。

 もう少し、あと、もう少しで・・・
 浩一がそう思っていても、ミサトは無情にも、電話に気がいっているようだった。ミサトは溜息を漏らした。
 「あ、で、出ないで!」
 ん? とメイドは眉を吊り上げる。

 「大事な電話かもしれないでしょう?」
 焦れったい。気が狂いそうな焦れったい快感によって、顔一面から、汗を噴き出しながら、浩一は、電話が爆発すればいいのに、と
ありえない事を願った。

 「出るわ・・・ 」
  爆発するのは、電話ではなく、浩一のほうだった。
 浩一は必死に腰を突き上げようとするが、メイドが両手を浩一の腹部について、押さえているので、中に戻れない。
 「で・ん・わ・に! フフフ」
 意地悪に笑う。
 「残念ね」鼻声で歌うように、小さくつぶやいてズッ、ズッ、と一段、また一段づつ、シンボルを引き抜いてゆく。
 「あっ、あっ、」

 ゾクッ、ゾクッ、と残酷な喪失感が悪寒となって、肌を粟立たせる。
 抜けちゃう。出ちゃうよ!
 
 いや、いや、抜かないで、「いやた! 」
 首をふっていやがる浩一をニヤニヤと眺めながら、メイドは肉びらから、シンボルを抜き出すと、
 「またに、しましょう」そう言い残して、さっさと、電話を取りに行った。

 捲れあがったスカートから覗く、白いヒップをクネクネとさせながら、離れてゆく。

 「もう、無理みたいだしね」メイドがスカートの裾を直しながら、チラリと振り返った。
 浩一のシンボルは精気をメイドの膣に忘れてきたように、しなびていた。
 「すぐに、切って!」
 メイドは、それには答えず、電話をとった。 

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メイド 魔性の快楽地獄