転 男転がし
「全部搾り取ってあげます」
「はい、横になって〜、アレをしてあげる」
ゴロッと浩一の父を転がして横向けにすると、背後にミサトがスルリと滑り込んできた。
背後にピッタリと張り付くと、浩一の父の腕に絡まったシャツを後ろから引っ張り下ろし、腕を後ろに拘束する。 脚を浩一の父の脚に絡ませ、完全に全身をホールドする。
ミサトの手がスルスルと乳首から腹部、腰を這い回り、片方の手が肉棒にクルリと絡みついた。
手首のスナップを利かせ、こぎみよいリズムで扱き出す。
「アアハ、アフアフ・・・」扱く指先に追いすがるように、もう片方の手も下半身に進んできた。
両手の指先から紡ぎ出される悦楽に浩一の父は歓喜の喘ぎをこぼした。 背後から耳元に、ミサトの艶めかしい息づかいとともに、淫らな声が吹き込まれた。
「フッフフ、この体勢がお好きでしたよね・・・ 」
ミサトは徹底的にシンボルを責めつつ、袋を弄んでいた片方の手をじわじわともぐらせ、会陰部を何度もなぞってやる。
「アフ・・・」
両手が二手に分かれると、片方の手は後ろから、もう片方は前から同時に責めだした。
「アアアア!、ハァ〜ハッ、ハッ」
「こうやって前と後ろから責められるのが・・・」
背後から、肉棒を嫐られるのとは別の種類の快感が生まれ、ゾクゾクと肌を粟立てながら、上半身に這い上がってくる。
「大好きなんでしょう?」ゾクリとくる低い声だった。
「ハヒッ、ハギッ」
「追いつめられると、異常に興奮してくるんでしょう?」まるで心の中を見透かしたような囁きだった。
「ハヒィッ! 」
背後からミサトの膝が股間に割り込み後ろをグリグリと突き上げてきた。 両腕を後ろに引っ張られ、脚をがに股に開いた間からミサトの艶めかしい太股が突きだしている。
「後ろから、犯されているような気分でたまらないのよね?」
ズンズンと重い刺激が下半身を突き上げてくる。
「はひぃ〜〜〜〜い、いいぐ!」
「ん? いいわよ、思う存分ぶちまけてかまいませんからぁ」
「いぐ! いぎまず!」ミサトはポイントへの刺激を微妙に逸らした。
「は? ハグググ!」後一歩のところで快感が絶頂に達しない。
「ンフフフ!」(フフフ、もうちょっと苦しんでちょうだい)
耳を甘く噛まれる、舌先に耳の裏をしゃぶられた。
「はん、フンン!」絶頂の刺激を求めて必死に指先を求めるが、ミサトはヒラリヒラリと肝心のポイントをはずした。
チョロリと亀頭の先から新たな先走りの汁が垂れる。
「ほら? ほぉら、ほら、がんばってごらんなさいな、もう少しよ!」後ろから指が股の割れ目をグイグイと指圧してくる。
「あああああ、ハァ〜〜〜アァ〜〜〜」
「ほらほらほらほら、自分でも腰使ってごらんなさいな! 」
「いいいい! 」腰を動かそうにも、ミサトが背後から抱きついているのでままならい。焦燥感に気が狂いそうだった。
「イクんでしょ?」ミサトが後ろから体を揺すってくる。
「アガッハ! イイイイイ!」
ミサトの指使いはいっそう滑らかできわどい刺激を放つ。
「フフフ、なんてお声だしてらっしゃるの!」
浩一の父は顔をしかめ、喘いだ。
「扱かれてるだけで、そんなにお顔をクシャクシャにされてぇ、」
「うう、うう、」必死に唇を噛んで、喘ぎを押さえようとするが、喘ぎを押さえようとした後は、更に大きな声が漏れる。
「あああ! アア〜ァァァ! 」
「どんどん、あがってきたわよ、フッフウ〜ン、ほら、イク、イキそうになってきた、気持ちいいのね〜 」
「き、きもひいい!」
「たまらないのよね〜。 フフッ、さぁ〜〜〜、もぉっと気持ちよくなりましょう」
「ああい! 」
シンボルをなぞるストロークが更に複雑になり、巧みな摩擦を送り込んできた。 同時に潜行していた片方の手が、浩一の父の後ろの窄まりをクルクルとなぞりだした。
「あ・あ〜〜〜!」
窄まりを、シンボルのストロークにあわせ、何度も執拗に爪の先がくすぐってくる。 下半身の毛穴が開き、力が抜けていく。がくがくと、腰が何度も撥ねそうになる。 ミサトが膝で腰を押さえているので、実際にはびくとも動かない。
シュシュシュシュッと軽いグリップで素早く扱かれると、熱く焼けるような快感が一気に沸騰した。
「そら、そぉら、ア・アン・アン、ホラホラ、デそう?、デそう?アッハハ、デそうになってるでしょ! ほらイク? イクの? もう駄目? イクの? ほら、イクイク! 」
「ああああああああ、」(アッハッハッ、目がイッちゃってるわよ!)
「フフッ、出るわよ」
キュッと窄まりを責めていた指先が窄まりのすぐ脇を強く指圧した。 そのまま、指先で押しつぶすように、グリグリと指先でほぐしてやる。
「あぐ、」ミサトの手にズキンと、手応えがあった。
「あと少しよ、」ミミズのように腫れた管を指先で見つけると、上から押しつぶしてやる。ミサトは寸前のところで焦らした。
ジョロッと白く濁った半透明の我慢汁が漏れた。
「は、はぐぐぐ」ピチ、ピチッと何かがはち切れるような感触があった。頭の中で弦が切れていくような。
「ここからが大事なところ、全力で感じるのよ!」
「いい?全神経を集中して心を解放するのよ、わかった?」
ミサトは、体を下側にずらし、背後から腰に抱きつく格好で頬を背中に預けた。
「イッちゃう覚悟はいい? 」
「あい!あいいい!」
ミサトがヒョッコリと顔を上げ、、浩一の父の顔を覗き込んできた。
「心の準備はできた?」
「はひあひ、ハヒハヒ・・・」口をだらしなく開いて歓喜の表情でミサトに応えた。
「全身全霊で感じるのよ」
「はぎはぎはぎ、」リーンと風鈴のような耳鳴りに混じってミサトの声が鈴の音色のように、頭の中に響いた。
「さぁ、では、イッテいただきましょうか」とろけるような慈愛に満ちた眼差しだった。
さんざん焦らされたが、その目に偽りはなかった。
「旦那様の快楽はわたしだけのもの、旦那様を気持ちよくするのはこのミサトだけよ、わかった? 忘れないのよ?」
「はぎはぎはひ・・・」
「フッ、じゃ天国にイク時間よ・・・・・・サァ・・・イキナ・・・サイ!」
言い終わるや、とどめを刺すように、ミサトの指から強い刺激が発せられた。
目の前が真っ白になるような快感が下半身で爆発し、全身に広がった。
「ほらほらほらほら、きたきたきた、あがってきているわよ、いやらしい旦那様のセーエキが、ぐんぐんあがってきているのが、わかっちゃうわよ、管の中をパンパンにさせてあがってきているわ。
ズクズクって音がしている。管の中をトロトロと流れている音を聞かれちゃっているのよ」
脳髄に揺さぶりかけるような呪縛の言葉を流し込んでやる。下半身が耳になったように、その言葉を感じた。
ミサトが腰の方から呪文のような言葉を一気にまくし立てながら、指先で下半身全体を愛撫し出した。
下半身の奥で何か熱い物がどんどん大きく膨らみ、快感となって拡がってゆく。
「いぶ!いぐ!いっぐぅ〜〜〜」浩一の父は狂ったように頭を振って叫んだ。
「どう? どう? いかがでしたか? 焦らされる気分は? たまらない?たまらないでしょう? じっくり焦らされるのはイイでしょ〜? 苦しくて、気持ちよくて、狂いそうでしょう。フフ〜〜ンん? いいのよ、狂っちゃいなさい、狂って、狂って、狂いまくってイクのよ」
「イヒィ!イイイ」
「ほら!」
「あぶ! ブッグゥ〜〜〜!ウッ、ウッ、ガァッ! 」ガバッと筋肉が痙攣を起こし、全身が意志に逆らって激しく暴れた。
ミサトに押さえつけられ、からまった服に拘束されていなければ、バタバタと暴れ、ベッドから飛び出していたに違いない。
「ほぉ〜ら!」
「アゴッ!ガッ!、アガッアグエ〜〜〜!」
「ハイハイハ〜イ、ほらほら、暴れない暴れない・・・」
ミサトが、脚を絡ませて押さえ付ける。 これほど尋常でない絶頂にもミサトは全く動じた様子を見せない。
「ほ〜らほら!」
「グフッ!」部屋の端まで吹き付けるように、白い精液が迸った。
まるでポンプからくみ上げられたような勢いで、吹き上がった精液はアーチを描いた。
「そ〜ら、出てきました・・・そうそう、その調子、フフッ、どんどん出るわよ」迸りの感覚が、激しく内側の性感神経そのものを刺激するので、浩一の父は気も狂わんばかりに悶え、必死に迸りをやめようとあがいた。
「アガッ、アガッ!」
ミサトがそれを見透かして阻止する。
「ンン〜〜? フッフッフッ」
更に指使い巧みに、迸りの通り道を拡げるような刺激を繰り出した。
「これからも、もっと、もっと焦らして苦しめてイカせてあげますからね〜、 狂いながら逝かせてあげる。 死ぬほどイカせてあげますから」
ブンブンと首を振って拒否するが、首から下は歓喜に綽々と射精していた。
「もっとイキナサイ! ほら!」
「アガッ、オォゴッ! ウゴッ! オゴゴ!」顔を真っ赤にして悶絶した。抗おうにもミサトに押さえられて、快感から逃れられなかった。
「ほらほら、旦那様、暴れないで、ほら、力を抜いて・・・いやらしいセーエキをたっぷり解放してあげましょ・・・」口調は優しいが、目は残酷な光をたたえ、口元には残虐な笑みが浮かんでいた。
「フフン! ほら!」ビュッ、とミサトの指の間から白い迸りが飛ぶ。 水面を跳ねる若鮎のように飛沫が撥ね、ベッドを飛び越え、絨毯に落ちた。
「あぐっ!あぐふっ! ウブブ!」
ブルブルと顔を振って悶絶している。
「苦しかったでしょ〜、気持ちいいでしょ〜 いかがでしたか〜
焦らされてイクのは〜? ンン〜〜?」琴線をつま弾くような艶やかな声色でミサトが歌った。
浩一の父は、ミサトが解放してくれる様子がないので、必死で訴えを試みた。
「あああっ、ほっ、もう、もうレタ!、デンブ出たぞ!」
あまりの強烈な射精感に、浩一の父は首を振って抗った。
癇癪を起こした子供が、イヤイヤしているような仕草だった。
「ん? なあに? まだでしょう?」
「ひぇ!お、おかしくなる!くっ、狂いそうだーァハッハ!」
「狂ってください、わたくしがそのお手伝いをいたします。 トコトン狂わせて差し上げます、もう、旦那様は私でしか逝かない体になっていくの、私しか逝かせてくれない。私だけの快楽に溺れていくの、甘いミサトの毒に犯されてイキなさい。 旦那様はもうミサトの完全な虜・・・ 」
「ほら!」ビュッ、ビュッと、威勢よく飛び出してくる。
「ぐぁ!、あっ!」
大きな塊となった迸りが、狭い管を破裂させんばかりの勢いで何度もつかえながら、噴き出す。
「ほ〜ら〜、フフフッ気持ちいいでしょ〜〜」ドロドロと白い迸りが指を伝う。 搾り出すような指使いで、ゆっくりと扱いてやると、勢いこそ無くしたものの、ドロッ、ドロッとミサトの指にまとわりついてゆく。
「ハゥッ! ハゥウ! オォオ!」
迸りがとても敏感になったポイントを荒々しく通り過ぎるたび、全身が総毛立つような快感が生まれた。
「・・・いやらしい・・・」
「どうしてこんなにたまっているのかしら、毎日三回ぬいてさしあげているのに、どうして?
」
浩一の父を仰向けに転がし、ミサトが覆い被さってきた。
「きっと、旦那様は私に責められると、いくらでもイケるんですよ、ココは底なしに溜まっているんでしょうね」
玉袋を弄びながら、ミサトが耳元にボソリと囁いた。
タネ明かしはミサトの仕込みにあった。 ミサトは壮年にさしかかった男でも色情に溺れさせる術を十分過ぎるほど承知していた。
ミサトが用意した媚薬、精液の溜まる食事から、欲情させる部屋の香りにいたるまで、男を発情させる刺激の全てを、浩一の父の周りに仕込んでいるのだから。
それは男の潜在意識に訴えるカーテンの模様にまで手を加えていた。
「たくさん出されましたね〜」
「う〜〜〜」
ベッドの上、かきむしられたシーツ一面に、点点と白く濃厚な迸りが撒き散らされている。
そのしわくちゃになったシーツと、衣服に絡まったように、浩一の父は果てていた。
(まだ、イケそうね フフフ、効き過ぎちゃってるわ)
「ハッ、ハッ・・・」浩一の父は息も絶え絶えであった。
しかし、股間の肉棒はまだ膨張したままでヒクヒクと淫らに脈打っている。
ミサトの指が堅さを調べるように二本の指で挟んだ。
「ハウ・・・」
「ふぅ〜ん、これはもう一度、もっと特別に搾り取って置く必要があるわね。」
「ね? お昼まで我慢できないでしょう? 」
「へげ?」
「ほら、もう堅くなってきた、これではズボンがはけませんよ 」
そう言ってミサトはヌメる指先を浩一の父の尻に這わした。
「俯せになれる?」
ミサトは尻をなぞりながら、淫蕩な笑みを浮かべた。
「腰を曲げて、そうそう、お尻を高く突き出すの、フフフッ」