転 男転がし

  ・・・もう何も考える必要はありません・・・
 ミサトは一旦アナルを解放してやると、そっと、浩一の父に覆い被さり、間近に顔を覗き込んできた。 ミサトの息が顔をくすぐる。
 
 「いい子にしてなさい・・・」
 「痛くないように魔法をかけてあげる・・・」

 軽く唇を合わせ、甘い唾液を注いできた。 ミサトは離れると、再び背後に添い寝した。 くの字に腰を折って横向きにされた浩一の父にミサトも同じように、体を折って背後からピッタリと重なった。 ゆっくりと妖しい指使いが、男の前後を這い回り始める。 
 ・・・ただ、私の言葉のままにしましょう・・・
 耳元に息を吹きかけるように、ミサトが囁いた。

 ・・・私の言う通りに気持ちよくなります・・・
 私の声を聞いて気持ちよくなるだけでいいの・・・
 とても簡単なこと・・・旦那様の体は気持ちよくなりたがっています。 このまま放っておいても自然に気持ちよくなります。
 私はそれに手を添えるだけ・・・
 ほら、こうやって・・・

 前に回された手が拘束された肉棒を優しくなぞってゆく。
 「アフ・・・」ショーツにくっきりと浮かんだカリの部分を、指先で執拗になぞられる。

 ・・・すごく簡単なことなんです・・・

 後ろから、もう片方の手が尻の割れ目に沿って、ゆっくりと袋の裏までくすぐってくる。
「フゥゥ・・・」指先が一本、そっとアナルをほぐすようにツンツンとノックしてくる。

 ・・・我慢したり・・・耐えることも・・・
 がんばることも必要ありません・・・
 何もしなくていいのです・・・

 今から旦那様に気持ちいい魔法をかけてさしあげます・・・
 私の言葉のままに気持ちよくなる魔法です・・・
 ・・・さぁ・・・力を抜きましょう・・・
 ゆったりと私の言葉に身を預けてください・・・・・・・・

 不安に押しつぶされそうになっている浩一の父に、ミサトは優しい慈愛のこもった眼差しで額を撫でてやる。
 スーッと、額が涼しい風に撫でられるように、心地よかった。
 そんな浩一の父の頭の中に、ミサトの低く優しい声は、ゆっくりと魔法の言葉を注ぎ込んできた。 それは、心の器に甘い甘露をゆっくりと注いでいくように、音もなく静かに、満たしてゆく。
 
 ・・・もう、痛くて苦しむことはありません・・・
 気持ちよくなるんです・・・
 力を抜いて私に全てを委ねましょう・・・

 ・・・さぁ・・・深呼吸しましょう・・・
 今から深呼吸をしてもっと気持ちよくなりましょう・・・・・・

 私の目をみながら、ゆっくりとあとに続きましょう
 慌てることも、遅れることもありません
 吸って・・・ 吐いて・・・ 吸ってぇ・・・吐いて・・・

 「ハ・ア・」
 いつのまにか後ろに指が入っていた。一本に違いない、ヌルヌルと肉筒の内側をゆっくり抜き差ししている。
 「アア〜・・・」

 ・・・そぉう、そうそう、それでいいんです。上手に出来ました・・・
 今度はもっと大きく深呼吸しましょう・・・

 私のあとに続いてゆ〜〜〜〜っくりイキを吐いてください
 はい・・・(フゥ〜〜〜)どんどん吐き出しましょう・・・

 ミサトが悩ましく唇をすぼめ、甘い息を吹きかけてくる。
 
 ・・・まだまだ・・・空っぽにしましょう。頭の中も、体の中全てを吐きだしてしまうくらい吐きましょう・・・はぁい、よくできました・・・

 今度はおいしい空気をどんどん吸い込みましょう・・・はぁい吸ってぇ〜〜〜・・・まだまだ・・・まだ吸い続けてください・・・

 女のいい匂いが胸一杯に染み渡ってゆくようであった。

 ・・・はぁい、まだまだ吸い続けてぇ〜〜〜〜〜
 いっぱい吸い込みましょうもう少し・・・はい、吐いてください・・・

 まだ吸い続けていたいが、限界だった。 ミサトの言葉に従うしかなかった。
 
 ・・・(フゥ〜〜〜〜〜)どんどんはき出しましょう、何もかも出してください・・・

 ミサトの息吹が全身を撫でるそよ風のように、吹きかけられてくる。その風が胸の中の不安を運び去ってゆくようであった。
 
 ・・・はい、吸いましょう〜〜〜まだまだ・・・はい、いいですよ
 そのまま繰り返しましょう、はい・・・・
 はい・・・
 いいですよ・・・
 続けて〜はぁい・・・

 しばらく繰り返しているうちに、体が軽く、暖かいお湯に浸っているように心地よくなった。アナルに指を感じるが、それを忘れてしまいそうなほど心地よくなっていた。
 そんな浩一の父の表情の変化を見て取ったミサトは、満足そうに微笑していた。ミサトは例のジェルをタップリとなじませた指を、深呼吸に合わせて、気づかれないよう、巧みにくねらせて、浩一の父のアナルに元通り指二本をくわえさせていた。

 ・・・どうでしょう? もう痛みはずっとましになりましたね・・・
 もっと空気をいっぱい吸って軽くなりましょう
 もっと空気を吐き出して軽くしましょう
 軽くて手足がフワフワしてきませんか。
 フワフワと感じましょう
 とっても暖かくてフワフワするでしょう
 だんだんフワフワが腕から肩、胸、どんどん拡がってゆくのがわかりますか・・・ほら感じてきたでしょう。
 もっと拡がっていきます・・・お腹にもひろがってきましたか
 かまいません無理に感じようとせず、なんとなく感じましょう。
 ただ漂ってフワフワと感じるだけでいいのです。

 
 誰でも私の魔法にかかってしまいます。
 旦那様も私に魔法をかけられてしまいました・・・
 気づいてください・・・もう、旦那様は私の魔法にかかっています・・・ とっても気持ちよくなる魔法・・・旦那様の苦しみを気持ちよく癒してくれる魔法です・・・さあ、私の魔法の言葉でもっと感じましょう・・・
 
ミサトの目にじっと魅入る浩一の父にもはや不安も苦痛も見られなかった。

 ・・・今から十まで、一つずつ数を数えていくと、だんだん私の言っていることがわかります。

 ひと〜つ、 そぉう・・・力を抜くと何か・・・こみ上げてきます・・・

 ふたーつ、だんだんと・・・こみ上げてきます・・・

 みっつ、 だんだん・・・だ〜んだん・・・ゆっくりと・・・ゆぅ〜っくりと・・・それを感じましょう・・・

 よっつ、だんだん・・・それが気持ちよくなります・・・

 いつつ、さぁ・・・どんどん感じましょう・・・

 むっつ・・・・・・たまらなくなってきます・・・

 な・なぁ〜つ・・・
 ・・・どんどん・・・どんどん・・・たまらなく・・・気持ちよく・・・なります・・・今までとは違う感じ、今感じているのは、甘〜い、とっても甘〜い痛みです、甘〜く切なくなります、そして、甘く切なく、疼いてきます・・・
 甘い切なさに旦那様は泣きたくなるかもしれません・・・
 泣きたくなってきました・・・
 泣きたくなります・・・甘く切ない疼きに・・・泣きたくて仕方がなくなります・・・

 「あ・・・あぁ・・・」ミサトの片手がゆっくりと砂をならすように、体を滑る。 それだけで、皮膚の下に甘い疼きが染みこんでくるのを感じた。

 ・・・切なくて泣きたくなるほど甘〜い疼きです・・・ど〜んどん・・・どんどんと・・・こみ上げてきます・・・甘い疼き・・・じっくりと味わってみましょう・・・とても甘い・・・甘〜い甘〜い疼きを感じ取ってみましょう。
 泣きたくなるような・・・甘い疼きが・・・こみ上げてくるでしょう・・・泣きたくなったら我慢せずに・・・泣きましょう・・・

 「ハァッ、ハヒ、ヒッ、ヒィ、」押さえられないえづきがこみ上げてきた。

 ・・・好きなだけ涙を流して泣きましょう・・・
 涙が旦那様を癒してくれます・・・
 今に全てが、気持ちよくなります・・・もう、ウットリとするくらい・・・気持ちよくなってきます・・・

 「ヒッ、ハヒッ、ヒッ」熱い涙が頬を伝ってゆくのを感じていた。
 ミサトは、アナルがピクピクと震え、挿入した指の締め付けが、更にゆるんでいくのを感じ、ほくそ笑んだ。

 ・・・もう一つ数えると、もっともっと、気持がよくなります・・・

 やあぁ・・・つぅ〜・・・

 「ハ・・・アァ!」魔法の言葉だった。このまま昇り詰めるとイキそうになる気分にさせられる。

 ・・・ほ〜ら・・・ぐんぐん、ぐ〜んぐん・・・気持ちよくなって・・・
 気持よくって・・・たまらなくなります・・・

 「アッ、アアッ」

 ・・・体がフワフワと宙に浮いたようです、とっても気持ちがいい。
 体が空気に溶けてしまいそうです
 ますます・・・気持ちよくなってきましたよ・・・
 ジンジンと・・・気持ちよくなってきます・・・
 お尻のほうからジンジンと気持ちよくなってきます。
 お尻の中に指を感じましょう。とっても優しい私の指が入っています。それを味わってみましょう。
 おいしくて、とてもいい気持ち・・・

 「はぁ!」ミサトがゆっくりと束ねた指を抜き差ししてやると、浩一の父は悦楽の喘ぎを漏らした。

 ・・・ほっぺたが落ちそう・・・とろけてしまうおいしさ・・・
 たまらなくなってきます・・・スルスルと何かが抜けてきましたよ
 とぉっても、いい気持ち・・・ユルユルになってしまいます。
 ユルユルと柔らかくなります
 とぉ〜っても・・・気持ちがいい・・・どんどんお口は拡がってゆきます・・・もう一つ数えます・・・次で更に気持ちよくなります・・・
 
 
こ・ぉこのつ!・・・

 「ハァァ〜アアアァ〜〜イイイ」迸る寸前が近づいてきた。

 ・・・こんな気持ちいいのは初めてでしょう・・・
 旦那様・・・わかりますか? いつのまにか、指二本、入っていますよ・・・その指先から、熱ぅい、疼きが流れ込んできました。
 もう・・・と〜ってもいい気持ち・・・お尻が熱ぅくなったバターのように、とろけそうになってきます。
 今から二本の指が動くと・・・旦那様はもっと・・・気持ちよくなります・・・ 拡げられるような快楽が・・・クセに・・・なります・・・
 ほら・・・

 「ハァァ〜〜、イイ・・・」

 ・・・忘れられなくなります・・・クセになります
 ほら・・・

 「アアア・・・」

 ・・・この快楽なしでは生きていけなくなります
 ほら・・・

 「イイイイイイイイイ〜イイ、イイ! オオオ・・・」

 生きて・・・イケなく・・・なり・・・ます・・・
 ミサトはゆっくりと、痛みを感じさせないように慎重に指を使った。ミサトのもう片方の手のひらの下で、ショーツの中の肉棒は、ヒクヒクと淫らに痙攣していた。

 「おおおおぅ、おう、おっ、」ズルズルと鼻水を垂らし、壮年の男は大泣きして声を漏らしている。涙は止めどなく流れ、顔を濡らした。  もはや、痛みの涙ではなくなった。 歓喜の涙であった。
 ミサトの導きによって、男は愛液の涙を流して歓喜に至っていた。


 ・・・フフフ、
 最後です・・・更によくなります・・・

 と・・・・・・おおおぉ〜〜・・・

 ミサトの後ろを責める指が敏感なスイッチを弾いた。
 「ホオオオオォォォ〜〜〜」腹の底から出るような大きな喘ぎがあがった。 ミサトは微笑してその声を楽しんだ。
 ビンビンと仰け反る体に、背後から腕をまわし、男の乳首に滑らせると、真珠のように堅くなったそれを指先で執拗に弾いてやった。
 喘ぎは半音高くなり、裏声は部屋中に響いた。
 
 ・・・すごーく気持ちがいい・・・
 私の言った通りに気持ちいい・・・
 気持ちよさがどんどん拡がってゆく・・・
 拡がれば拡がるほど・・・気持ちよくなります・・・
 

 ミサトの言葉通りになった。本当に二本入っているのか分からないほど、後ろが感じてしまう。拡がる感じが軽いストレッチをしているように、心地よかった。
 「アアッ!アアアォ〜」縛られていることも、アナルに指が入っていることも忘れ、浩一の父はオーガズムに達した。
 射精をカットされたまま、延々と快感が続いた。
 肉体は未曾有の快楽にワナワナと震え、歓喜している。
 心の奥で、助けてくれ、と呟いた。しかし、それでは誰にも聞こえない。 誰も気づいてくれないし、助けにもこない。
 「アアアッ」
 「フフフッ」
 ミサトが責めを加減してやると、浩一の父はガクリと首を垂れた。 「アウアフアフ・・・」ピクピクと白目を剥いて仰け反る浩一の父に、ミサトは囁いた。


 ・・・ヨカッタ? 旦那様はどんどん拡がってゆくんです。
 手足の束縛はもう忘れてしまいましょう。全身が拡がってゆく感覚を味わってください、果てしなく広い空間にどんどん拡がってゆくのです。 制約は存在しません無限の世界です、何も気にすることはありません、どんどん拡がってしまいましょう・・・
 私もお手伝いいたします。
 これからどんどん拡げていってあげましょう。
 どんどん拡がっていきましょう・・・拡がって何でも受け入れるようになります。 何でも入るようにしてさしあげます。
 拡げられて、引き裂かれる屈辱の甘い痛みを味わわせてあげます
 同時に突き抜かれて犯される快楽も・・・
 両方一編に味わうと、も〜う虜です・・・
 旦那様は完全な虜になりますよ
 創造と破壊・・・快楽と苦痛・・・私が支配してさしあげます。
 旦那様の心を支配してあげます。
 支配して欲しい?

 「アフッ!」ミサトが責めを再開した。

 ・・・支配してくださいってお願いしなさい。

 「アアアァッ!オオオ〜!」全身を性器にされたような感覚を責め嫐っている。排泄器官はミサトの手にかかって、二本の指をくわえ込む性器となった。

 ・・・三本でも、四本でも、拡げてあげる。これからも何度でもイカセテあげる。 いろんなオモチャも使って遊んであげる。

 「ホッ!オォ〜」責めを加減しながら、息継ぎをするところで、たたみ掛けた。

・・・さぁ、私に支配してください、って・・・
 おっしゃって・・・ お願いできたらこのまま本当にイカセテあげます。 指二本くわえさせたまま天国にイカセテさしあげます。 白いセーエキを今度こそ、一滴残らず吐き出させて差し上げます・・・ 

 ゆっくりと、気づかないうちにミサトが口調を変え始めた。

 ・・・それとも・・・このままで、何度もイカセテ欲しいのね?
 延々とイカせて欲しくてたまらない? 太いのが気に入ったのね? 何度もこのままでイカせて欲しくなったんでしょう?
 快楽を支配されたくはないのね? でも、このままだと旦那様はおかしくなってしまうわよ? それでもいいの?
 どっち?、このままずっと感じまくっておかしくなる? それともわたしに支配されて、セーエキをぶちまけながらイク? それならそれで無事に終わるのよ? 最高に気持ちよくなってオシマイ。
 そのほうがいいと思いません?

 言い終わるや、ミサトは再び浩一の父を歓喜のオーガズムに導いた。
 「アッアアァ〜ハァハァアアア〜!」

 本当に壊れそうだった。頭の中でミサトの言葉がグルグルと渦巻いた。 このままの状態が延々と続けば、自我は完全に崩壊してしまう。精神の最大の危機に、精神の奥深いところから、浩一の父の本心が雄叫びを上げた。
 「ヒッイ〜〜し、支配してくじゃさい! もう壊れひょうでずっ! ひはいしてくじゃしゃい!」
 「ひっ、しはいしてくだしゃい!」

 「聞こえたわ・・・静かになさい・・・」ミサトが乳首を弄んでいた指を二本ハサミの形にして突きつけた。

 「ヒャッ」その指で乳首をつまんで、キリキリとねじりをくわえてやると、浩一の父は目を白黒させて仰け反った。
 「ヒュア〜〜、アアアア〜」

 ・・・フフフ、支配されたくなったのね?
 もっと拡げて欲しい? いいわ、拡げてあげる、この次はもっと拡げてあげる。でも、今は、ここに・・・
 「アフッ、い、イグ!」ミサトの指が袋をチョロチョロとくすぐってきた。
 「シッ!」ミサトが厳しく咎めた。

 「ウフゥ・・・・」

 ・・・たっぷりと溜まっているモノ全部抜き取ってあげる。
 それだけじゃないわ、旦那様の全て、気持ちよくイカせまくりながら、吐き出させてあげる。体中からセーエキを噴き出してイクのよ。 全てを私に捧げなさい。

 浩一の父が子供のように、ウンウンと頷くのを見てミサトは小さく鼻で笑った。 服の袖をきれいにまくってミサトは責めを再開した。ぴったりと背後から耳元に淫らに囁いた。

 ・・・さ、約束通り、気持ちよくイカセテあげる。
 私の魔法の言葉通りによがり狂ってイキなさい

 帰れない、もう誰も還ってこれない快楽地獄に連れて行ってあげる、私が道案内してあげる・・・優しいメイドさんが付き添ってあげるのよ・・・安心してイキなさい。 一緒に来なさい。
 さあ・・・いらっしゃい・・・ミサトの快楽イキの電車に乗ってごらんなさい、行き先は快楽地獄。男は誰もが、二度と戻れない甘い毒に満ちた世界。 旦那様もそこへ連れて行ってあげる、ううん、もっとその先まで、終点まで連れて行ってあげる。うれしい? よかったわね。 ほら、こっちよ、こっちこっち、私の言うとおりにしなさい。 逆らえないはず、旦那様はもう、わたしの虜・・・
 操り人形になるの、わたしの指使いに踊る哀れなお人形。それが今の旦那様。 いらっしゃい、そぉう、来るのよ、他に逝くところはないわ、とても気持ちいい世界を見せてあげる。 さぁ、いやらしい願望をたっぷり叶えてあげる。 悲鳴をあげながら、イキまくるのよ、イッテイッテ、イキまくるのよ、
 ほら、ほら、ほら、イケないの? どうして欲しいの? はずして欲しい? これをはずして欲しくてたまらない?
 はずしてあげる、旦那様のたがをはずしてあげる・・・
 

 ミサトは囁きながら、ショーツのヒモを解きにかかった。
 結び目を解くポイントを確かめると、ニヤリと微笑んで囁き続けた。

 ・・・ほらほら、最後の最後ではずしてあげるから、どんどん感じなさい、どんどん変態になっていくのよ
 最高の変態に・・・私に愛される変態・・・私の大好きな変態に、です・・・
 約束してあげる、必ずはずしてあげる、いやになってもはずしてあげるから・・・今は感じましょう、思いっきり感じましょう
 よがっちゃいなさい・・・私が壊れないように、見ててあげます。
 いやらしい顔をゆがめて見せて、もっと淫らに体をよじって見せて 最高に猥褻な声をあげなさい
 旦那様はね、もう、いやらしい変態なんです
 女に責められるのがたまらなく好きなマゾヒストなんです
 旦那様は誰よりも淫らな変態になるのよ
 私の手にかかって・・・今より、もっといやらしくなるの・・・
 どうなの? いやなの? 違うわよね? そうなんでしょう?
 ご覧なさいな、こんなに感じている自分の淫らな姿を・・・
 こうやって、ほら、こうされるのが、いいの?
 たまらなく好きなんでしょう
 ほらほらほらほら、どんどん気持ちよくなりなさい
 腰がヒクヒクしてきたじゃない
 自分でわかっているの、今、旦那様は自分で腰を動かしているのよ? かまわないから、もっと振ってごらん、ほら・・・?

 
 パチン、パチン、と、ちまきにされた肉棒を、指の先で何度も何度も弾いてやると、それに合わせて腰を押したり退いたりのリズムをとった。
 「アグ!アブ!アグ!アグ!イイイイン、イイイ〜」

 ・・・フッフッフッ、アッハハ、そぉうよう、その調子、ホラホラ、
 どうなの? 気持ちいいの? そぉう、気持ちいいのぉ?
 狂っちゃいそう? いいわよ、狂ってしまいなさい
もっと狂いたい? いいわよ、もっと狂わせてあげる
 
 狂って狂って、よがりまくってみせなさいな
 ほらほらほらほらほらぁ、これがいいんでしょ〜?
 こうやって前と後ろを一編に責められるのが、旦那様は好きで好きでたまらな〜い、フフフ、なんてお顔かしら、なあにこの音、旦那様は最高の変態よ・・・
 旦那様はマゾでしょう?
 違うの?
 そうでしょう?

 「ハァァヒャァ〜〜〜〜アン! アアン!」答えたつもりが、女のような歓喜の喘ぎにしかならなかった。ミサトは言葉で責め続けた。

 ・・・大きな会社の持ち主で・・・商売の駆け引きが上手で、誰よりもお金持ちで、誰もがうらやむ大邸宅に住んで、誰でもいいなりにできて、なんでも手に入れることが出来る・・・

 ・・・傲慢で。

 嘘つき。
 威張りくさって・・・ケチくさくって・・・
 年食った老いぼれで、いやらしくって、そのうえ、女にいじめられるのが、たまらなく好きなマゾなんですよ、旦那様は! ね?旦那様、知らなかった? ね? そうだったのよ! 旦那様はね、私に出会ったときからマゾだったんです。

 「ヒッ! ヒッ! ヒヘッ!」

 ・・・自分を偽っていたんです。それを、私が解放してあげただけなんです。 旦那様はマゾ! わたしに押さえつけられて、縛られた上に、いたぶられて、嫐られて、こんなにいやらしく、こぉ〜〜〜んなに! いやらしぃ〜〜〜〜〜く! こんなに、こんなに、こぉ〜〜んなに! いやらしく! チンポもアナルも嫐られて! 狂っちゃう! 死ぬほどいやらしく狂っちゃう! 変態のマゾ!だったんです!

 「イ、イイイ! ヒャアッ!」ミサトは浩一の父の腰を抱えると、そのままでんぐり返しにした。ちょうど胡座をかいて座っている男を逆さまにひっくり返したような体勢である。

 ・・・誰かにこんなところを見られたらどうなるでしょうね〜? 同じことを言われますよ! 旦那様はマゾ!って。 二人っきりでよかったわね〜、でも、見られると、それも興奮しちゃうのよ、なぜだか分かる? んん? それはね、恥ずかしいところを見られて興奮するのがマゾだからなんです! わかりましたか? 残念ね?
誰にも見てもらえなくて? 旦那様はもう、完全にマゾ、どうしようもないマゾ!なんです。

 「ホオォッ!オッ、オッ」逆さまの苦しい体勢にも関わらず、浩一の父は恍惚とした表情で喘いでいた。

 ・・・私に嫐られるのが大好きなマゾ!
私のマゾなんです! 私に何をされても気持ちよくなるイヤラシ〜イマゾッ!な・ん・で・す! もう、私の言うことを何でもきくマゾよッ!

 それを・・・、
 「ヒヘ・・・」ミサトが激しくアナルを犯し始めた。

 ・・・今日から! たぁ〜っぷりと、メイドのミサトが証明して差し上げます!

 「ヒゲェ〜! ハン!ハン!ホッ、ほぉながい、ひまふ!」ガクガクと腰を震わせながら叫んだ。

 ・・・フフ〜ン、たっぷりと。わたしが、旦那様に更に磨きをかけて差し上げますわ、最高の変態にして差し上げます。 これでないと、一滴たりともこぼれない体に変えて差し上げます。 私のマゾでないと、イキたくても、イケない体にしてさしあげます!
 「ヒェ!エ・エ・エ・」

 ・・・私の快楽の奴隷にして差し上げます。
 何でも私の思いのままにされる奴隷。
 それが、マゾの旦那様の望みなのよ。
 その為に、私の得意とする調教を施してあげる。
 時間をかけて、ゆっくりと、確実に仕込んでさしあげます。
 知らなかった喜びと、歓喜を教えてさしあげますわ。

 「エッ!エッ! あ、ありがとうゴザイマフッ」犯されながら卑屈な笑みを浮かべた。

 「さあー、旦那様、おっしゃってくださいな、自分は私のマゾだと! もっと、変態で、いやらしい猥褻なマゾに変えてくださいと、私の快楽の奴隷にしてくださいと!」

 「あぁぁ!マゾです! マゾです! わたしはミサトお姉様のマゾでっすぅ、」
 「フンン?いいわよ、続けて」

 「ああっ!はぁぁ!磨いてください!もっとイヤらしい変態に変えてくださいませ! ミサトお姉様っのぉおお〜、快楽の奴隷に、してくだっさい!」

 「もう、後戻りもできないわよー。 私の甘い毒に犯されてぇ〜、
 旦那様はますます私に溺れてゆくのよ?」
ミサトは歯をむき出しにして笑った。

 「ホォ! お、溺れさせてください!」
 寒気を感じさせるような残虐な笑みでミサトはねめつけた。

 「よく言えたわ!うれしいわ、ではご褒美よ。イキナサイ!」
 「アァァ!中に! ミサトお姉様の中にぃ〜〜〜イイイイ!」
 「思いっきり、ぶちまけさせてあげる。」
 前後同時に責めながら、ミサトは戒めを解いてやった。
 拘束が緩むと同時に肉棒が跳ね上がった。
 「オグッ!」
 関を切ったように、迸りが勢いよく噴き出し、シーツはおろか、浩一の父の顔にまで飛び散った。
 「おおおおっ!おおおおっ!おおおおっ〜〜〜〜〜〜」
 前立腺がアナルを犯すミサトの指と、尿管を吹き上がる精液によってサンドイッチにされ、極限の快楽を炸裂させた。
 浩一の父は白目をむいて失神してしまった。
 全身の毛穴から白い精液が迸るような快感だった。
 シーツを濡らす精液の量も尋常ではなかった。
 精液だけにとどまらず、浩一の父は前後から出るもの全てを吐き出してしまっていた。
 ミサトは手にしたたる迸りを満足げに眺めながら、自分の精液に突っ伏している浩一の父を冷たい目で見やり、小さく呟いた。

 「中にですって? もうおしまいよ。旦那様は二度と中に出せないの」
 失神から醒めたとき、自分の醜態を思い知るまで、このままにしておくことにした。 その頃合いを見計らって、新しい着替えを持って戻ってくることにしよう。
 冷たい微笑を浮かべ、ミサトは部屋を後にした。

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メイド 魔性の快楽地獄