深夜の淫らな奉仕
「こんなことしてたんでしょう? 」
浩一のシンボルは先程から全く萎える様子が見られない。
右手は股間を下からすくうように包み、4本の指先で軽く何度も掻いて刺激を送る。それは、あえてブリーフのうえから浩一の欲望を焦らすように袋から裏筋にかけて執拗に刺激を加えてくる。
「ぼっちゃまは、こ〜んなことしてたんでしょう? 」股間を弄りながら、左手が、ゆっくりと這い上がってきた。
指先の爪がしっとりと乳首をとらえる。
「あ、ほ、本上さん・・・」浩一はぴくんと震えると、メイドの懐に潜り込むように体を寄せていった。
「あら、あら、ふふふ、」
メイドは血の繋がった可愛い弟を甘やかすように優しかった。浩一もメイドの弟になったように素直になった。
美しく、優しい姉から、淫らなお仕置きを受けているような妖しい気分だった。懐に潜り込んだ浩一を甘い淫らな女の臭いが包み込んでゆく。
「こう? 」ブリーフの上から堅いままのシンボルを捉え、親指と人差し指でリングを作るとゆっくりと扱く動作を始めた。
「それとも・・・」人差し指をクルクルと回して亀頭のあたりをくすぐってやる。
「あ、あう」思わず声が漏れた。
「違いました? こうだったかしら。」ツツッーっと爪の硬い部分で裏筋から根元に向かって焦らす。乳首を転がしていた指先がじわじわと爪を立てて、乳首をほじる。
「ふっ、うう! 」痺れるような快感が上半身を走る。
「こうでしたよね? 」いつから見ていたのか浩一とそっくり同じ動きを再現してみせる。
「ふ、ふう、うう、」股間の奥から、押さえつけていた欲望がグツグツと噴き上がってきた。
「そうそう、確かこんな風にしていたわ」そのままシュッシュッ、と扱いてやる。
(イキそうになっているわ・・・)クスクスとメイドは含み笑いを漏らし、
「どう? 」小首を傾げて艶めかしいまなざしでメイドは浩一を覗き込んだ。
「う・・・」
「図星ですか? 」ミサトは楽しそうに獲物の羞恥心を煽った。 ン? お返事は? と可愛い弟にするように返事を催促した。
「ハ・・・イ」小さく浩一は頷いた。
「そぉう、こ〜んなふうに・・・」艶っぽい声色で歌うようにテンポをつけて囁く。
「していたんですよね? 」扱いたり、撫でたりしながら、スッと浩一の瞳を覗き込んだ。
「ハ、ハイ・・・」浩一は、メイドの焦らしに震えながら、消え入るような声でコクリと頷く。
「エッチですね〜」意地悪なメイドは、羞恥心に赤く染まった耳元に唇を寄せて囁く。
「メイドの汚れ物の下着でぇ・・・」この言葉は浩一のトラウマになってしまうだろう。
「メイドの染み付きのパンティでぇ、」これら言葉を耳にするとズキリと心の傷が痛む。はずである。
しかし、今はその痛みさえ、甘い切なさを伴って浩一を悩ますようになったに違いない。
「匂いも! 嗅いでいましたよね? 」そういって手近にある下着を手に取って浩一の鼻先にぶら下げた。
「あぁ! 本上さん、も、もう・・・許して・・・」
(だめ。もっと恥ずかしくなるのよ!)
股間を弄っている手が、ブリーフのサイドから指先を差しこんで袋から蟻の戸渡りをくすぐってやる。
(フフン、まずは、羞恥心から責めてあ・げ・る・・・ )
「どんな臭いがしました? 」無邪気にたたみ掛けてくる。
条件反射を刷り込まれたように浩一の羞恥心が一気に膨れあがる。
「想い出せませんか? 」そう言ってたっぷり淫臭を含んだパンティを浩一の鼻先でパタパタと揺らす。
雌の臭いが浩一の鼻孔を責める。
ツンと脳漿を刺激する甘い、女の臭いだ。
「興奮しました? 」羞恥心は甘い官能の痛みで、浩一の性感を鋭敏にする。返事のかわりにシンボルがビクビクと痙攣した。
「エッチな下着ですよね〜? 」耳まで真っ赤に染めた浩一の瞳を、メイドの瞳が捉えた。浩一の心がぐんぐん吸い込まれてゆく。メイドの目がうっとりと瞬きをすると、浩一の目も従った。
「初めて見たんですよね〜? 」浩一はもがくことも忘れ、メイドの指使いに翻弄されるままだった。
「舐めたりもしたんですか? 」淫靡な笑みをたたえ、メイドが上体をしなやかに折り曲げ浩一の乳首に唇を寄せて話しかけてくる。言葉が乳首の先を鼓膜のように敏感にし、うずかせた。男でも乳首が敏感になることは今の浩一の乳首をみればわかる。
(堅くなっているみたいね・・・)
「いやらしいぼっちゃま! フフッ」メイドの唇から、唾液をたっぷりと含んだ桃色の舌先が付きだし、尖らせた舌先が乳首をツルツルとからかった。
「あぁあ、ほっ、本上さぁん! 」浩一は辛抱たまらず、メイドの体に触れようとした。
「もう、しないって約束ですよ〜? 」すかさず、メイドは浩一に誓いを突きつけた。(やめられるかしらね・・・)
浩一は従順にその誓いを守るしかなかった。
「こうしてしごくと気持ちいいんですよね〜」すっかり従順になった浩一の態度に、満足気な笑みを浮かべたメイドは、生地越しに上下に扱くのを再開した。
「ウットリしていましたよ」親指も加え、肉棒の円周を測るように生地越しに掴み、離す。
「そうそう、そのお顔です」メイドは浩一の唇にぎりぎりまで唇を寄せて語りかけてくる。メイドの吐息が浩一の唇をくすぐって悩ませた。
「いまも気持ちいいんですか? 」再び耳もとに唇が移動し、吐息ともに囁いてくる。
「フフ・・・」
「こんなことに夢中になって・・・」メイドの言葉一つ、一つが浩一の倒錯の神経を開発していくようだった。
「困ったぼっちゃま! 」
(本当にいけない子ねぇ〜〜)ゴシゴシと強く、手首のスナップを利かせてシンボルを扱いてやると、浩一はハァハァと息を荒げて悶える。浩一の目をみつめながらメイドは、最後だ、とばかりに、ゴシゴシとブリーフの上から扱いてやった。
メイドの手には浩一の状態が文字通り手に取るように分かっていた。
(イキそうなのね・・・ダメよ・・・)
浩一の反応から微妙な変化を感じ取ったメイドは、扱くのをやめて、ゆっくりとさするような刺激に切り替えた。
「フフフッ! 」
「あ・・・・・・」浩一は眉をしかめて苦しそうに目をつむった。
「ぼちゃま? 」メイドは、しらじらしい態度をとった。
「どうなさったんですか? 」ここまでされると、慈悲深い女神が悪魔に思えてきた。悪魔に弱みを握られ、いたぶられているのだ。