転 男転がし

  ミサトは窄まりをコリコリと爪先でからかいながら、息を吹きかけてヤッタ。

 (フ〜〜ッ! フフフ・・・ )
 「ああん! 」おそらく耳を疑うような裏声で客は喘いだ。
 客は必死に肛門をすぼめようと努めた。
 が、コヨリをほぐすようなミサトの悪戯な指使いに緩みそうになっている。

 「ヒクヒクしてるわね〜」チョン、チョンと人差し指の先で窄まりを弾いた。
 「アアッ! 」

 「フフフ・・・もう待てないのかしら? 」
 「あ〜ん、見えな〜い、フフフ」アイが甘えた声で客の背中に両手をついて撫でさすった。
 「アアッ、か、カワヤに! 」背中に暖かいアイの手のひらを感じながら、股間をからかうような指先による愛撫に肛門の筋肉だけが堅く抗っていた。

 「ダメよOXさん、まだ一分も経っていないわ」ミサトが冷たく言い放ち、アイの手はゆっくりと客の胸に滑ってゆく。
 「アアッご、五分なんて無理ですっ! ヒャッ!、もぅッ、もらします! 」アイの暖かい手が客の胸から肋骨、腹部にまでのびてくる。 その忍び込むようなゆっくりとした手つきに乳首は堅く縮み上がった。

 「お腹が痛くなるまで我慢ね」アイも優しく説いてやる。
 「アアアッ! 」アイが精一杯手を伸ばして脇腹を揉み出した。
 「フフフ・・・ 」
 客は更なる強い便意を催し、アイの膝枕で鳥肌を立てて震え出す。

 「も、もう効いてます! い、イカセテください」
 グルグルと腹部で恥ずかしい音が始まると客は肛門を力の限り絞って便意に抗った。

 「まだよ・・・」ツツ、とミサトの指が股間から窄まりを這い回る。
 「ヒッヒィ〜〜! 」

 「お腹、痛い? もう少し我慢しましょうね? 」
 俯せになった客の胸にアイの両手が滑り込んだ。

 細い女の指先がソッと雄の乳頭を探り当てた。
 「アー? 堅くなってます〜(クスクス) OXさん?なんですぅ?、コレ?」
 爪の先で払うように、コチョコチョとくすぐっていたが、人差し指と親指の爪の先でつまむと、

 「いやらし〜い! 」
 キリキリとひねりあげてきた。 
 「イ!」
(イイイイィィィ!)

 「ね? チンコもボッキしてるの? 」パッと離し、コチョコチョ転がしてやり、もう一度つまんだ。 
 (ヒィィィ!)

 「ビーチクみたいに、堅くなってる?」
 「ね? 」今度は引っ張った。
 「アアゥイ! 」その悲鳴にアイは、淫靡な忍び笑いを漏らしながら、乳首をちぎられんばかりにつねって返事を催促した。
 ミサトの指先でシンボルがピクリと跳ねた。
 「あらあら、OXさん、ピクンって反応しているわよ?、あなたのチンポ、ピクンピクンってはねあがるわよ?」

 「それに、ほら、アイ、これ、こんなに糸引いてるわ〜」
 そういって指と指の間にに光る銀の糸を開いたり閉じて見せた。 

 「あ〜〜ら、どんどん垂れてるわ、これ、汁が、 恥ずかしい汁がシーツに染みを作ってるわよ?OXさん?」

 「え〜、見た〜い、いやらし〜んだ〜、OXさんていやらし〜い、漏らしちゃいそうなのに起ってお汁垂れてるの〜?」
 「ううう・・・・」アイの膝枕に顔を埋め、客はブルブルと震えた。

 アイの乳首への責めに客は言葉もなかった。
 痛いはずなのに、アイにかかると、身体の芯を快感が電気のように走る。
 同時にミサトの指が這うと、その軌跡から力が吸い取られてゆくようなくすぐったさが浸透してくる。
 アイの上半身を嫐る指が、ミサトの下半身に舞う指が我慢を困難なものにする。

 ヒクヒクと肛門に戦慄が走る。
 何度も全身に鳥肌が立つ
 そこは噴火寸前の恥辱のマグマがはらんでいた。

 「ああ、もっ、もうっ! 」客は二人の執拗すぎる責めから逃れようとするが、力が出ず、二人に軽くいなされる。

 「まーだよ、まだまだ。 まだ三分も経っていないでしょう? 」嘲笑うようにミサトは宣告した。

 「えぇぇっ? 」客は悶絶の声をあげた。
 そんな客に二人は妖しくクスクスと笑いながら、二人のプレイに慣れていない初心者をいたぶった。
 それは大きなオスのドブネズミをいたぶる、二匹のメス猫のようだった。

 いつのまにかアイが赤い紐で両手を束に縛っていた。
 進行を妨げないスムーズな運び方にミサトも感心した。

 客はアイの行動に一瞬抗議しようとしたが、アイに乳首をつねられると、どうでもよくなってきた。
 「ハ〜イ」
 「ハ〜イ、どうでもよくなってきたんじゃなーい?」
 アイの指先から鋭い快感が突きつけられてくる。
 「ハ〜イ、乳首をつねられてとっても気持ちいい・・・」
その言葉の通り、何の不満もなくなっていた。

 「ハ〜イ、気持ヨクってたまらな〜い、もうどうでもよくなってきた〜」
 「きっ・・・キモヒ、ヒィィ・・・キモヒイイ〜、アアッ!」
 アイに乳首をつままれた客は、みずから身をくねらせ快感を貪った。

 「フフフ、だったら、もっと我慢できるはずですよ」快楽に溺れるのはまだ早い、とばかりにミサトは窄まりを親指で指圧した。
 そのツボ押しは、腸をうねらせ、快楽に舞い上がろうとしていた客に重しとなった。

 「アアンッそっ!それはっ! 」
 ゾクリと悪寒が窄まりを縮み上がらせた。

 「ほら、こうされると、ラクかしら?」グルグルと回すように窄まりを指圧する。
 同時に片方の手が脇から下腹をかすめてシンボルを羽根のようなタッチで撫でさする。
 「おおおぅっ! 」

 「ん〜? 力が抜けちゃう? フフフ・・・」客はブルブルと太股を震わせている間も、ミサトの指は玉袋を優しく弄んでいた。

 「アアアッ! 」
 二人は四つんばいになった客を指先の愛撫で嫐った。

 「ヒー、もう、もう我慢できましぇん! 」
 ガクガクと膝を震わせ、窄まりをひくつかせた。

 「フフ、ここで漏らしちゃう? 」アイが意地悪に耳打ちした。

 「ね? 今、気持ちいい? それとも苦しい? 」アイの乳首責めに言葉もなかった。
 両方だと言いたかったが、涙を流して訴えるしかなかった。
 しかし、その顔はアイの太股の間で俯せに押さえられていた。
 ザワッ、と客の背中が粟立つのをアイは見た。

 「あ、ダメみたい!」
 どうぞ、と、アイが洗面器を置いてやる。
 豪奢なスイートルームのベッドカバーに、マーブル柄のプラスチック製の洗面器が妙に不似合いだった。
 その洗面器は客をパニックにさせた。
 「ひ、お、オネガイです! い、イカセテくださいっ!」
 ミサトとアイは目を合わせニヤニヤ笑いだした。

 「あら、またですか? 」
 ミサトが行動に出た。

 「フフフ、絶倫なんですね〜、さっき何回抜きましたっけ? 」
 ミサトがニヤニヤしながら、腰に覆い被さってきた。
 ミサトはシンボルに指を巻き付け、シュルシュルと扱きだした。

 「あ、ちがっ、アアア! やめ、やでで! 」

 「いやらしい、こんなに堅くしてヤメテはないでしょう? ホラ!」ときおり亀頭を集中的に責めながら、ひねりをくわえながら幹をヤワヤワと締めあげた。

 「と、トイレに!ヒィ!イッイッガセテぇr〜〜」

 「遠慮は無用よ。イッちゃいなサイ・・・ほらほらほら 」しなやかな白い手が、巧みなリズムで前後に踊る。
 アイも同時に乳首をいたぶりだした。

 「あああっ! 」

 「ヒッヒッー!デウ! 」客はアイの太股の間でガマのように脂汗を流し、足の指を突っ張らせたり、丸めたりしだした。

 「ん? なに? なにがでちゃう? 」
 ミサトはシュシュシュッ、と、更に早く扱く。

 ぎゃ、でっでっ!  限界だった。

 「フ! 」
 ミサトは堅くなったシンボルの頭を、万力のような握力で締め付けた。
 そのとき意識は、後ろの窄まりを見失った。
 「ヒゥ!」
 糞便が迸る瞬間、頭の中で太い糸が切れるような音が聞こえた。
 音は身体の内側から聞こえた。

 しかし、それは糸が切れる音ではなかった。

 パチンと、窄まりに冷たく堅い異物は押し込まれた。
 「あ?」
 「どう? 出せないでしょう?」
 アナルプラグ。
 「ん? 」
 グルグルと直腸で差し迫ったモノが前立腺の手前まで押し戻された。

 しかし、前は。
 亀頭を締め付けていた指がゆっくりとゆるまりだした。
 「アアアアッ! 」
 プラグの強烈な前立腺への圧迫と、シンボルへの指による刺激に耐えられるはずなどなかった。

 「あああっ!」ミサトが淫靡な笑みを浮かべながら、スポン、と指の輪を引き抜くと、アナルとシンボルの間で快楽爆弾が炸裂した。

 「ウブッ! ウググ! ヒィァア!」全身の体毛を逆立たせる、空撃ちに近い射精が始まった。
 客は激しくつかえながらみずみずしい迸りをみせた。
 ヒクヒクとプラグを押しだそうとする窄まりを、ミサトは指一本で押さえ、余裕の笑みで言った。

 「ああ〜ん、でちゃったわね。コッチ。あらら、鼻水みたいよOXさん。」
 「アアファッ! 」
 ギュッと絞るように扱いてやると、先から垂れた最後の迸りが指を光らせた。
 精液というより、体液といったほうがいいかもしれない。
 ミサトはニヤリとほくそ笑んだ。

 「こっちは、浴室で見せてもらうわ、立ちなさい」カツンとプラグを弾いた。
 ここまで進んでくると、客はミサトのペットだ。
 
 よく我慢させ、トイレに連れて行ってやる。
 ドアは開け放しにさせる。 閉めようとしても許さない。  二人から見られ、羞恥のあまり顔を真っ赤にさせている、 初めての客は泣き出してしまった者もいるらしい。
 ミサトにハマッタ客はここで身にまとった俗世の仮面を完全に剥がされる。

 そして文字通り丸裸の自分をさらけだし、ミサトに心を開くのだ。


 「さぁ〜、今日もたっぷり遊んであげる」
 そのあともう一度シャワーを使うが今度はアイとミサトで丁寧に洗ってやる。
 辱め、そのあとで癒してやる。このインターバルが客を虜にした。
 叩いて撫でて身も心も柔らかくほぐしてやる。
 料理には下ごしらえがかかせない。 手間暇かけてやってこそである。
 「いじめてごめんね〜」
 「苦しいのは終わりよ・・・ 」

 そしてアロマオイルを使うオイルマッサージ。
 ここでも巧みな話術を駆使しながら、客の呼吸を読み、性感帯を操り、精神が恍惚状態に入る。
 だんだんとミサトの口調も誘導するように、性感を嫐り、全感覚で快楽を感じるようにイメージをかき立ててゆく。
 常に話しかけてやることで陶酔させる。

 ミサトの体臭が汗の分泌にともなってツンと強くなる。
 決して不快な匂いではない。
 苦しくても匂いを味わう為に激しく胸を上下させる。
 吸えば吸うほど肺の中を一杯に満たし、血液にとけ込み脳に達する。
 脳関門を抜け、脳細胞を快楽で染めてゆく。
 細胞を破壊し、味わったことのない桃源郷を脳内に創造する。
 桃源郷の創造主はミサトだ。
 客は自分の頭の中でミサトの言葉のままに感じ、溺れるのだ。


 我慢し、耐えさせられ、解放される。
 焦らせば焦らすほど、脳内の爆発は大きくなる。
 普通のセックスの何倍もの恍惚感が続く。
 何度も何度も絶頂に導かれる。 脳内におきまりのパターンが擦り込まれ、これ以外の快楽では物足りなくなる。
 日常生活でも快楽の枯渇感にさいなまれるようになり、中毒患者のように落ち着かなくなる。
 客は精根尽きるまでミサトに通い詰めるようになるのだ。
 
 
 ミサトのテクニックは快楽拷問だった。
 どんな男も陶酔させられ、快楽の中に溺れさせてしまう。
 そして、支配し、コントロールされ、ミサトの虜となる。

 ほとんどの客がプレイ終了後もミサトに奴隷のように従順だった。
 ミサトが勧めるまま、予約日、時間まで決まってしまう。
 顧客はその日を早めることもできず、その日が近づくとそわそわと落ち着かなくなり、頻繁に夢想状態になる。
 ミサトに通い詰めるほどに、客はミサトにハマり、よりマニアックな趣味を覚え、ミサトのちょっとした刺激で悶絶するよう変えられてしまう。

 アイが同じプレイをしても、ミサトのようには溺れない。
 客はミサトからの刺激にだけ感じるようにされているのだ。
 客はミサトに会い、言葉をかわしただけでスイッチが切り替わる。
 ミサトにイカせてくれと懇願し、犯され、奪われることを渇望する奴隷に成り下がる。
 普段はどんなに偉そうにしている人物もミサトにはかなわないのだ。
 ミサトは本物だ。 
 アイはミサトのようになりたいと強く願った。 

 

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メイド 魔性の快楽地獄