前はそのあとの意識がない。
気がついたときは、病院のベッドにくくりつけられていた。
何日も錯乱状態にあったという。
その間、アイは夢の中で快楽地獄を彷徨っていた。
今、それをもう一度味あわされようとしている。
「あっ、いやっいやぁっ!」
「だぁ・め!よ!」
ミサトは、全身の筋肉を膨張させ、腕に縄をよったような筋肉を幾筋も浮かべながら、アイの拘束を絞り上げた。 アイの関節がパキパキパキ、と、屈曲してゆく。
「ウグ〜〜!」
弓のようにしなやかで、強靱な腰を。
アイの中心に合わせた。
「や、シンヂャうっ!」
ミサトは大きく息を吸ったり吐いたりを繰り返し、激しい運動に備えた。
強靱な腰が動き出した。
ミサトのシャフトが、巨大なストロークでアイの花びら押しつぶし始める
「ひぃっ!」
「逃げる? 逃げられるかしらね?」
力強く、熱い蒸気の膨張と、石炭の真っ赤な輝きで爆走する機関車のようだった。
アイは逃れようともがく。 花びらは、無情な人工ペニスによって散らされようとしている。
「逃げられないわよね〜(クスクス)」
どんなに逃れようとしてもミサトの腰のスイングには無駄な抵抗だった。
「ああ!」
手足の自由をうばわれ、ダルマ状態ではどこへも逃げられなかった。
ローションをたっぷりとなじませたミサトのイチモツが、ツルツルと前進する。
「ヒャ、ダメェ〜〜〜〜〜!」
拡がった入り口に、赤ん坊の握り拳ほどの先端がツルツルとねじ込まれてゆく
冷たかった媚薬入りのローションは、アイの奥深い粘膜に浸透し、今は真っ赤に熱く燃え上がっていた。
その秘伝の成分によって全身が性器にされたようだった。頭の中も真っ黒なミサトのディルドでいっぱいにされていた。
「あ、あぐぐっ! 」
ゆっくり、優しいストロークは最初だけだった。
ローションと粘液がほどよくなじみ、前後の動きになめらかさが現れ出すと、ミサトは信じられないようなテンポで腰を使い出した。
シュッ、シュッ、シュッ、と衣擦れの音もどんどん早く聞こえ、ひとつながりの音になった。
「うぐぐぐっ! 」
その動きは単純な前後の動きではなく、巧みなひねりと、アイのツボに鋭く突き刺さる斜めの角度も交え、内側の奥深くをつつくような狡猾な責めだった。
「プあ! はぐっ! はぐん! ああっ!」声が抑えられない。
ダ、ダ、ダ、と息ができなくなる程のテンポで、ミサトも顔を真っ赤にほてらせ、黙って突き続ける。
「アゥイグッ! ヒッ、グルジッイグゥッ!」
「ハッ!」ミサトが大きく息継ぎの声を発した。
「グゥッ〜〜〜!」アイが絶頂に呑まれようとする寸前だった。
突然、ミサトの力強いスイングが、スローなテンポに変化した。
「あああっ!」
絶妙なタイミングだった。 心をえぐるような緻密な責めだった。
「グゥ〜アァァ〜〜〜〜〜ッ!」
あまりの快美感に入り口が全開に拡がってゆく。
そのトンネルをミサトの巨大なシンボルがくぐる。真っ暗で、大きく拡げられたアイの中を、ミサトの機関車のようなイチモツが突進してゆく。 黙々と吐き出されるミサトの悪意が内側を汚し、アイの蜜壷はかき回され、媚薬がドロリ、ドロリとあふれだし、ミサトの下着まで汚した。
自分の肉体から自分が押し出されそうな感覚に五感が霞む。
「あああああああああああ! 」アイは指を、浴衣を引き裂いてしまうほど、真っ白になってかきむしった。
「フッフフ! 」更にグィッと、ミサトはアイを引き寄せた。 するとアイは、石をぶつけられた猫のように鳴いた。
「ギャッ!」
おかまいなしに、ズリズリと極太のシャフトがアイの中に吸い込まれてゆく。
「ヒィヤ〜〜〜〜ッ! 」
巨大なシャフトに全身が犯されているような錯覚に陥った。
「そら!」
更にミサトは、一回、特別に大きくスイングした。
「アグッ! 」アイの頭の中で、パチンと何かがはずれた。
ズドン、と頭の先から自分が押し出されるのを感じた。
「ふゃ!(あああああ〜)」
パッとアイの表情が変わった。
普通の絶頂を飛び越えて、新しいステージに到達したようだ。
絶頂の寸前にとらえられていた眉が、苦悶から解放された。
狂おしいしわが消えた。
(ああああああ〜〜)
目に溢れんばかりにたたえられた涙がポロリ、ポロリとこぼれだした。
アイは高い極みを体感しているのだろう。
ミサトはその豹変が好きだ。
男も女もみな、自分の下で豹変する。
凧糸の切れた凧のようにプツンと何かが切れる。
突然なにもかも放棄したような、無防備の顔。その顔から流れる涙。叫喚に近いあえぎ。
(あああっ、ずっときもちいい!)
アイは言葉に出せない、新しい快楽に耽っていた。
ミサトの作り出した世界に溺れる姿が、ちっぽけで、たまらなく愛おしかった。
彼らは、ミサトの水槽の中に放たれた、ミジンコの群れのようだった。
一匹では意味をなさず、何百匹もの存在で意味が生まれ、愛おしくなる。
「あ、忘れるところだったわ!」ミサトがその気になれば、その快楽による終わりのない責めも伝説ではなかった。
「これが好きだったわね? 」
ミサトはアイのアナルに指を突き立てると、親指で入り口をぐるぐると拡げ始めた。
「フッフフフ・・・」
「ふあぁぁぁ〜〜」すぐにしわはのばされ、アイのすぼまりは、ヤワヤワと指をくわえ始めた。
「フッ」
そこを、すかさず同時に突く。
「ギャッフ〜〜ン! 」前後同時の責めにはひとたまりもない。
アイはおびただしい愛液をほとばしらせた。
「プッ!アッハハハ! もう、アイったら! ウッフフフフ!」
あまりの痴態にミサトは吹き出した。
「んんんんっ! ああっあああ! 」
暗い室内に、汗と香水のにおい、獣のような息づかいに女の言葉嬲りが延々と続いた。
チュチュチュ、と粘膜を素早く擦れる音が小さく響く。
「フフフッ、こうやって・・・」
指はクネクネとくねり、入り口をほぐすと、今度は中指と二本に束ねられた人差し指が使われた。
ひねりをくわえながら、荒々しく抜き差した。
「ヒアァ〜、アァァァ〜!」
「ほら、こうやって激しく突かれると幸せ?」
後ろを指でほじられながら、 前を犯す激しい腰使いに、意識が絶頂に向かいつつあった。
「ほら、ほら、ほら、イキそうなの? イッチャう? どうなの?」
ズドッ、ズドッ、とミサトが膝を使ってアイに突きを打ち込む。
「アゥッ! アゥゥッ! イグッ! ヒッ!イグッ!」
「そう! イクのね? もうイクのね!」
ミサトも興奮し、更に腰使いが激しくなる。
「ヒィァァ〜」絶頂がアイを覆い尽くし始めたところで、ミサトは笑い出した。
気がふれたように、大声でアハハッ、と笑う。
「ダ・メ・ヨ、アイ!」つき離すように言い放った。
ミサトはアイの絶頂をめざとく察し、イチモツを撤退させた。
「アアアア〜〜〜ン!」アイは首を振って身もだえたが、ミサトはいやらしく笑うだけだった。
「だめよ、アイ、さっき言ったばかりよ、これはおしおきだって」
しばらく指で遊んでやる、ミサトは両手でアイの前と後ろを愛撫した。
「あぅぅ〜あう〜!」
抱きついて耳元に息を吹き込んだ。
「前がいいの? 」
「あぅ〜〜〜」
「後ろがいいの?」反対に耳元に囁く。
「ひぃ〜〜、あぅ〜」
ズルと、しなやかな指がすぼまりに飲み込まれてゆく。
アイに雄の前立腺はないが、開拓済みだった。
どっち?
ほら! 前? 後ろ?
「ン〜〜〜〜! 」どっちも選べなかった。どちらも気持ちいい。たまらなかった。
「ン〜〜〜? ン〜〜〜?」笑い醒めやらず、ミサトは、おどけながら責め嫐った。
クチャクチャと、粘液のいきわたった内部をミサトは犯しぬいた。
「じゃ、両方?」同じタイミングで貫いてやった。
「ん〜〜〜! 」ブルブルとアイは震え、崩壊必至の絶頂を覚悟した。
「アッハハハ、カァワイイわぁ、アイ、真っ赤になってぇ〜」
ギュッとすぼめても、ゆるめても、背骨を駆け上る感覚は同じであった。
「ん!んん!ン〜〜〜〜!」
「グチュグチュに貫かれる感じでしょう? ホラ〜! 」
ミサトが少し動いただけなのに、全身の体毛が一本残らず震える。
「ヒィァァア! 」
どうしようもない、何をしようとしても無駄に終わる快感だった。
ミサトはおびただしい愛液を後ろに塗り込め、ぬめりを帯びた指を、自由自在に抜き差しした。
「アアアッ! 」
幾多の肉体を悶絶させた、しなやかな魔法の指がアイの中でクネクネと波を起こした。
心の中の、張りつめた細い糸が、プチプチとちぎれてゆく。
真っ白に頭の中がかすんでゆく。
「ねぇ〜? たまらないでしょう? 」ミサトは、アイの耳元に呪文を吹き込むように囁いた。
ミサトの声が頭の中にこだまする。
グィッ、と髪の毛を捕まれ、無理に頭から引き起こされる。
その先は壁に立てかけられた鏡があり、汗まみれになったミサトがクタクタにされた女を引き起こしていた。
涙でゆがむ鏡の中で、女はへとへとに疲れ、顎をつきだしていた。
ミサトは汗でびっしょりではあるが、歯をギラギラさせてほほえんでいる。
汗でしっとりと真珠のような光沢をはなっていた。うっすらと金色の光がさしていた。
「気が狂っちゃいそうでしょう?」(なんかワカラナイヨゥ!)鏡の中でミサトに責められているのは自分だろうか。
アイの精神は顔を変える前の自分にさかのぼっていた。
鏡の向こうに見える顔が自分だとは思えなかった。
鏡の向こうの部屋、秘密の部屋かもしれない。 悪魔が住んでいて、誰も助けにこれない部屋で、弄ばれ骨抜きにされてしまう。
その子がいま、こちらを生気の失せた眼差しでじっとみている。
助けてっ、と訴えていた。
その女の目が、心に突き刺さってくる。
その目は、自分の目と同じだった。
でも自分ではない。
自分であれば、自分が動けばその通りに動くはずであるが、
アイはそんな気にはなれなかった。
もし自分だとしたら、ミサトが触っている真っ赤な陰部は自分の陰部だということになる。
ミサトに弄ばれた肉ヒダはビラビラになり、ミサトの指の間でヒラヒラと弄ばれていた。
クリトリスは大きく勃起し、赤ん坊の指のようだった。
さわってくれたら、触ってくれたらわかるのに、とアイは思った。
自分は触られたら、飛び上がって絶頂に達するに違いないからだ。
ミサトはそんなアイの窮乏を知っていながら、ときおり爪先が軽くかすらせる程度だった。
「そろそろ・・・」(ヒァ〜)
「そろそろ、トロトロにとろけてきたでしょう」(・・・・アフアフ・・・)
「そう、トロトロ・・・トロトロ・・・後ろも前も腰から下がトロトロに溶けてゆく・・・ 」(アフ・・・)
鏡の中のミサトはやさしく慈しむようにアイを背中から抱きかかえていた。
ミサトの瞳は薄暗い室内において、猫の目のようにキラキラと光っていた。
「どんどん、高く高く上り詰めてゆく」(フワァ・・・)
媚薬の幻覚かもしれない、しかし今のアイにとってはその光がまぶしく心地よく照らしてくれていた。
「どんどどん、、そ〜う、どんどん昇ってゆく、どんどん気持ちよくてたまらない」(ブクブク・・・)
二つの星の瞬きを見ていると、まぶたが重くなり、目を開けているのが難しくなる。
「逝きそうでしょ」返事はなく、ジュッ、とアイの花弁が蜜を吹き出した。
「イキタクて我慢できなくなるでしょう? 」アイの目が半眼でさまよいだした。
「ほら、おまえのマンO、どうなってるの?」
ミサトの優しい声がグルグルと頭の中を回り出した。
「ほ〜ら、溢れて、流れ出しているわ」
下半身がジュン、と絞られているような
「逝きたくて逝きたくてどんどん勢いが増してきたでしょう・・・ 」
「熱〜い、まんO汁が・・・どんどん湧いて・・・ 」
「ビシャビシャになって・・・ 」
「ヒ・・・ヒァ・・・」
アイの下半身からはしたなく分泌液がサラサラと流れ出してきた。
ミサトの指をヌルヌルに汚し、椅子の生地を染め、椅子の脚をつたい、絨毯にツヤツヤとした潤いをこしらえた。
(い、イク、ヒゥク! ヒィッチャ、イッチャウゥ〜〜よ〜 )
「でも、これはおしおきなのよ? 」甘い声から、ガラリときまじめなミサトの声が水を差した。
だ・か・ら・
スポッと指が抜かれ、かわってシンボルが乱暴につっこまれた。
息つく暇などなく、ミサトは荒々しく腰を振って波を起こした。
(ヒャッ!ハヒャ!ヒャッ!ヒャゥ! イク! イクッイクゥイクッ! アッアゥ!)
「どう、ズンズンくるでしょっ!」責めながらミサトはアイの首筋に両手を添え、指先で頸動脈をさぐった。
「おまえの子宮にゴッツンコしてるわよっ!」
激しい腰使いとは裏腹に、繊細な指使いでアイの脈を指先に捕らえた。
胃や腸がおなかの中でうねっているのがわかる。
心臓だって破裂しそうになってる。
ミサトの指先が優しく頸動脈を押しつぶし始めた。
脳みそはオマンコみたいにグチャグチャになっている。
「おまえは、もう、地獄に堕ちるのよ!」
今や、ミサトの指は詰め先が半分までアイの頸動脈に食い込んでいた。
「終わりのない快楽っ、地獄っ!」
アイの顔色が不吉な色に変わってゆく。
「苦しい快楽のっ、地獄!」
「ほらほらイッチャうの? 今度こそ我慢できない? だめ?」アイは完落ちしそうになるが、ミサトは巧みに指先でその状態を操った。
「もっと苦しみよがらせてあげる! 」寸止めだった。 これ以上ない限界まで高めたまま、最後の手前で急停止させた。
快感曲線がまっすぐな平行線を描く、完璧な生殺し状態にはまった。
「ギャ〜〜〜! ヒヤゥッ! ヒャッ!イグゥ!イイイ、イグッ!イグッ!イグッ!ヤ〜〜〜ッ! 」
オチチャウ!
アイの中で、快楽が洪水のように精神を押し流してゆく。
進化の歴史において、人間は痛みに対しては様々な対抗手段を会得してきたが、こと快感にはまったく無防備だった。
むしろ、ミサトの巧みな責めにあって、脳みずから快楽物質を脳内に垂れ流し始める。
外側からのミサトの容赦ない責めと、器である肉体から生まれた両輪の快楽がのしかかり、精神が押しつぶされててゆく。
快楽の暴走が勢いを増し、精神の崩壊が始まると、もう止まらない。
「あっ! アァァァ!」
全身の毛先から快楽の連鎖が始まった。
久々のミサトの責めに、アイは歓喜ともつかない甲高い悲鳴をあげていた。
「あああっ! アアアアン! ヒィ〜〜〜イッ! 」
それは、部屋のガラスをビリビリとふるわせ、ガラスが遮らなければ、闇夜の蝉たちの声を霞ませていたに違いない。
「ああっ! アアアーーー! 」
アイは見えない真綿のような快楽に包まれ、その中を死にものぐるいでもがいた。
「アイ! いいわっ! もっと鳴きなさい! 」
手足を必死にばたつかせ、全身で快感と取っ組み合った。
わらをも掴もうとするアイを、ミサトは乱暴にはねつけた。
「フフフッ! そらそらそら! 」
(溺れちゃうっ! た、助けて! )
がっぷりと快楽に覆い被され、締め落とされつつあった。
ミサトがみているアイは、白目をむいて弱々しげに手足を小さくパタパタさせている。
「グャッ! 」
ギラギラと歯をむき出し凶悪な笑みのミサトが、アイの耳に噛みついた。
「フフッ、(ハァ、ハァ)どう、思い出した? おまえは前にこれで入院しちゃったのよ? 」
「アゥアゥ・・・ 」パクパクとアイは口をふるわせ、よだれを流していた。
「フフ〜ン、思い出したでしょう〜〜? 」
舌をピチャピチャといわせながら、ミサトはアイの耳をおしゃぶりした。
「ね、思い出したんでしょう! 」
「ベッドで疼くオマンコに触らないように、両手をくくられて何日も寝たきりになったのを? 」
「あのときは! 」
「もっと、もっと、って自分で腰を振って壊れちゃったからでしょう? 」
「アアッもっと、もっと、もっと! 」
本当にあったのだ。 自分はなぜか忘れていた。
前にもこんなことがあったことを、アイはフラッシュバックのように脳裏をよぎった。
「滅茶苦茶にしてっえぇぇ! 」(誰? )
今度もそうなるの?
「ハァッ!ハッァ!」口を大きくあけてアイは催促した。
(い、いやいや・・・それだけは・・・)しかし、身体はミサトの次の責めを待ち望んでいた。
アイは首を弱々しげに振った、今のアイでは、それで精一杯だった。
「今度は私、知らないわよ〜」
「あ・・・アァ〜・・・アァぁ・・・」歓喜に潤んでいる花心とは裏腹に、乾ききった涙のすじが頬に文様を描いていた。
ミサトの指をテラテラと光らせる性液とは対照的に、本当の涙はからからに枯れ果てていた。
どう?ちょっとは自分の立場を思い知ったかしら?
「あ、あぁぁ〜、あぁぁっぁ〜」口の利けなくなったアイは、赤ん坊のように、声をあげた。
「わかった?」
「あああぁ〜〜〜」精一杯大声で鳴き声をあげるしかない。
そう、それでいいのよ。
アイ、やっぱりおまえは、お利口さん。
こんな幸せは、ほかにないでしょう?
わたしに可愛がられたいでしょう?
かまってもらえなくなったら、生きていけないでしょう?
そうなりたい?
おまえは私のかわいい子猫ちゃんよ。
これからも、ずっとずっと、かわいい子猫・・・
だから、こうやって幸せにしてあげているんでしょう?
こうやって、
ほら、
ほ〜ら、こうやって、
「あ・あ・あ・あ・あぁ〜」
ミサトが優しく揺すってやると、アイは赤ん坊のように無邪気に喜んだ。
「さぁ〜あ、そろそろイカせてあげましょうねぇ」
アイは子供のように無垢な目で、うれしそうにミサトを見上げた。
「ハゥッ、ハゥッ、ハゥッ! 」鼻水をながし、乱れた髪の毛、目を細め、満面しわくちゃにさせて笑っていた。
「あとは・・・ 」
話しかけながら、ミサトはアイの戒めをほどいてゆく。
手足を解放されたアイは、グンニャリと骨を抜かれたようだった。
「谷川にみてもらうといいわ・・・」
「さ〜て・・・これでヨシ・・・」
「フフフ、思いっきりイッちゃってかまわないのよ」
ついにミサトから許しの言葉がでた。
「アアン早く早く・・・」
終わる。
苦しかった責めが、最上の快楽で締めくくられようとしている。
アイはウットリと目を閉じ最期を迎えることにした。
早く・・・ アイにはその瞬間がとても長く感じた。
まさかまだ焦らされるのだろうか。
そう思い始めた頃、
「セ〜ノ〜・・・ 」ミサトは大きく腰を引くと力をためた。
アイは完全に壊れるかもしれない、が、ミサトもここまできて、やめる気持ちにはなれなかった。
何よりもアイがおさまらないではないか。
これしか媚薬の奴隷になった人間は救われないのだ。
早く早く、アイは淫らに肉ビラをヒクつかせて催促した。
いい相棒だったのに。
ミサトは小さく
(さようなら、アイ)と唇で唱えた。
「ソラッ! 」
ズズッと入ってくる。全身が性器になったような快美感だった。
最後の一突きとばかりにミサトは奥まで突く、そしてアイを突き放した。
「グッ!」ピーンとアイは足を突っぱらせ、背中を反らして硬直した。