「では。始めまーす。ふふ。」

「まずは頭から・・・」
谷玲子はまず峰のこめかみ、目の回り、頭皮のツボを
クイクイと刺激した。
あの細い、可憐な指から、クイクイと強めの刺激を
受けていると、思わず首から上の筋肉が弛緩してゆくのが
感じられた。
そして耳の後ろ、耳たぶ、も入念に揉まれ、
細い指で耳の穴をクリクリと突かれ、かき回される
「ふふふ、課長さん、いかが?谷さんの指もイケてますでしょう?」
(あ、)
須藤カンナがピッタリと峰に寄り添い、低く囁くと、
峰は口を半開きにして呻いた。

頭を一通り揉んだ後は
肩にその白い指を
這わせ、しばらく撫で回した後、
「今度は肩です。」
峰の肩の筋肉を指先でキュッキュッと揉みほぐしてくる。
「課長さんすごく凝ってますよ、」
筋肉を掴むようにキュッキュッほぐされる。
「ほら、コチコチですよ。」

峰の隣で面白そうに様子を見守っていた須藤カンナが
「よーっく、ほぐしてさしあげないと、ね。」
「ふふ、ハイ、部長」
谷玲子は、ぐにゅぐにゅにほぐすと、
こんどは親指でツボを指圧してきた。
(あ、あ、)
グリッ、グリッ親指で突きたてられると
峰は小さく声を漏らした。
少し痛いが気持ちよさがそれを上回っている。
(あ、あ、あ?)
ふと峰は快感の波が上半身からではなく、
下半身、脚のほうからもひたひたと押し寄せてきていることを
感じ取った。
「ふふっ、課長さん、見てご覧なさい。」
玲子が囁くと、峰はゆっくりと
自分の足のほうに頭を起こした。

うっすらと夢心地でみやると、
隣に座った須藤カンナが小首を傾げて、
妖しく微笑んで峰を見つめていた。
そのカンナの両手は峰の太股を優しく揉みほぐしていた。
「脚のツボも効くんですのよ。」
「失礼します。」
カンナは峰の片足を抱え上げ自分の太股に乗せると本格的に
刺激を送ってきた。

峰は靴と靴下を脱がされ、
カンナがウェットティッシュでよく拭くと、
裸足になった足を10本の白い指でツボを責めてゆく。
「リフレクソロジーってご存じかしら。ふふふ、私流を堪能してくださいね。」
カンナの指が峰の足の裏のツボは突いてゆく・・・
すると、足のうらがだんだん熱くなり、お湯につかったように
ジンジンとしてきた。
「くすぐったい?」
カンナの指の爪の先で、カリカリと、かかとや、土踏まずを
くすぐられると、くすぐったいはずが、何故か気持ちいい。
(い、い、)
峰は失禁しそうなうずきを股間に受け思わず脚をブルブルと
震わせた。
ふふふふふ、・・・

5本の指で、食いちぎるようにかかとをに爪を立てられると、
くすぐったさを越えた快感に峰の男根がズキンと疼いた。
そして、足の指の間にカンナの指が這い、
指と指の間全てに、カンナの白い指が挟まれ、足の指は
グイッと手の指を拡げたような格好となった。

「ふふふ、これ、効きますわよ。」
と、カンナは峰の目を見つめたまま、
そのまま手首でグルグルと回し始めた。

「ふふふ、どう?」
グルグルと回されると、峰の足の指は一本、一本が折れるほど、
更に拡げられ、限界まで拡げられた指の間に、
挟まったカンナの指の骨が
痛い程食い込み、
峰の足は引き裂かれる痛みを伴った快感に脚を覆われ、
グルグルと回転する震動がそのさきの男根に快感の電流を送り
到達した。
峰の男根はビク、ビクと痙攣を起こした。
(も、もう、、う、う、)
そこで、足を解放したカンナは
「ふふっ、少し痛いかもしれないけど、スッキリしたはずよ。」
(う、う、う、)
確かに足はスッキリするだろうが峰は別の場所が
強く疼いてしまい気が狂いそうだった。
「ふふふ、課長さんどうでしたぁ?部長の足のマッサージも
いいでしょう?」
今は前に屈まされた峰の背中のツボを刺激しながら、
玲子が後ろから峰に耳打ちするように囁きながら、
「ね?」
脇から前に指を這わせシャツの上から、
堅くなった峰の両方の乳首に爪をかける。
(あっふ、あっ)
悪寒にも似た、ゾクゾクする快感が峰の両腕から頬、耳にかけて
はしり、鳥肌が走る。
「は、はい、効きまう・・」
峰の男根はバクバクと脈打つが射精寸前で射精には至らなかった。

カンナはそんな峰の様子をおかしそうに見ながら、
峰の正面に立つと、
「ふふふ、谷さん、なにをいってるの?
まだよ、まだ、もう片方の足が
のこっているわ。さ、課長さん、反対の足をだして、」
(え?は、はい)
峰が自分で靴を脱ぐと、カンナは、峰の足を抱え、
峰の正面のテーブルに腰掛けると、
峰の足を膝枕するように太股に預けさせた。
そうしてカンナは先ほどと同じ手順を
施した、正面のテーブルに腰掛けたカンナは
横座りの体勢をとりながらも、
両脚は開き加減にしており、
スカートの奥からは淫靡な薫りが漂うように
峰の嗅覚を悩まし、
暗がりにかすかに見て取れる妖しい光沢のある黒い下着が、
峰の視線を引きつけてやまない。

玲子はその間、峰の上半身のツボを突き、筋肉のこりをほくした後は、
甘い吐息まじりの声を耳元に囁きながら、言葉巧みに峰にネクタイをほどかせ、
シャツのボタンをひとつ、またひとつと、ほぐすようにはずさせると
峰の下着の下に指を潜らせた。
腕から胸、脇、首筋へと愛撫するように、指を這わせていく。
肌着の下でクネクネと淫らに這い回る白い指達は
峰の上半身の快楽を完全に支配し、
峰は忠実な楽器になったように白い指の
動きに鳴いている。

          
背後から玲子の指によって、上半身を嬲られ、
足の先からはカンナの指が
痛みを伴う妖しい快感で下半身を覆い尽くし、


浅い息をしてぐったりと弛緩し、陶酔し、トランス状態で、
むずがるように快感に打ち震える峰をよそに、
二人の美女は残酷な笑みを交わした。

  カンナが立ち上がり、
「今度は脚を拡げてもらえます?」
と低い声で告げると、
(は、はい)
拡げられ大の字にソファーに腰掛けた峰の両足を
「あともう少し。」峰は意識がはっきりしないものの、
身体は自然にカンナの声に従った。

「いいわ。そのままでいなさい。」
カンナは歌うように囁き、
峰の両足の間に割って立ち、「ふふふ」と冷たい笑みを浮かべながら、
艶めかしい光沢のあるパンストに包んだ脚を使って、
何も言わず、峰の脚をさらにぐい、ぐいと開かせた。
「これでいいわ、いいわよ、今度は足首から上をほぐしてあげる・・」

「ふふふ・・・いい?」
耳元で囁く玲子は今も、峰の上半身を支配し、峰のかたくなった、乳首を
指の腹で優しく転がすように嬲った。

足下では開いた脚の間で商談室の柔らかいカーペットにハンカチを
敷いて膝立ちになったカンナがマッサージを開始した。
「さあー、下からじっくりほぐしてあげる。ふふ、」
カンナの指は峰の脚を筋肉の流れにそって、グニュグニュとほぐしてゆく、

「ふふふふ、足の裏のマッサージが効いたみたいね。
あなたの脚、もう、すっかりほぐれているわ。」
カンナはそういいながら、峰に小首を傾げて蠱惑的な笑みで見つめながら、
人差し指と親指で峰のふくらはぎの筋肉をつまんでみせた。
二本の指につままれた、ズボンの上からでも、
脚の肉はつきたての餅のように延びて、異常に柔らかそうにほぐれていた。

「ほら。」
キュッとカンナが指先に力をいれると、
痛みとともに、快感が電流となって峰の男根にむかって走る。


(うっ・ううう)(お、お願い、触って、)

(ちんこさわって・・・)

「ふふふ・・・痛い?」
(さわって!)

カンナは今度は10本の指全部を妖しく蠢かしながら、
ズボンの裾に指を潜らせ、くすぐるように爪を這わせ始める。
指の動きは上半身に受けている玲子の指先の奏でる甘美な
メロディーにセッションするように、
競い合って峰を翻弄した。
(ああ〜〜)(いきゃせて〜〜〜えぇえ)

峰の男根はもう膝下の愛撫や上半身の愛撫に
遠隔操作されているかのごとく、指の音色に
合わせてリズムをとっているかのようだ。
そのリズムはズボンを突き破らんばかりに激しさを増し、
峰のズボンに恥ずかしい汗をかいていた。

カンナは峰の後ろに位置する玲子に
めくばせすると、激しいダンスビートのリズムを刻む、
峰のズボンのふくらみを

みてごらんなさい

、と目線で合図した。
玲子は委細承知、とにんまり笑みを浮かべ、
「ふふ、そろそろ、カタにはめちゃいますか。」
低く呟き、
カンナも「そろそろよ、」と小声で返した。

と、突然、「あら、課長さんたら、」
とカンナが声をかけた。
間髪いれずに玲子も「あ、もう、何ですか〜それぇ」
二人は同時に指の動きを中止した。

(う?)二人の声が頭の中に響き、同時に指の動きを中止したので、
峰はだんだんと意識がはっきりとしてきた。

(?)周りに意識が向くようになると、
二人がニヤニヤしながら、峰の顔に視線を注いでいた。
二人は笑っていたが、視線は蔑むような、冷たい光を放っていた。
(うう・・・・)
しばし気まずい沈黙が流れた。




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